1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午後 問53

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午後 問53 (訂正依頼・報告はこちら)

建築工事の工期と費用の一般的な関係として、最も不適当なものはどれか。
  • 工期を短縮すると、直接費は増加する。
  • 工期を短縮すると、間接費は増加する。
  • 直接費と間接費の和が最小となるときが、最適な工期となる。
  • 総工事費は、工期を最適な工期より短縮しても、延長しても増加する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「工期を短縮すると、間接費は増加する。」です。

選択肢1. 工期を短縮すると、直接費は増加する。

設問のとおりです。

選択肢2. 工期を短縮すると、間接費は増加する。

工期を短縮すると、間接費は減少します。

選択肢3. 直接費と間接費の和が最小となるときが、最適な工期となる。

設問のとおりです。

選択肢4. 総工事費は、工期を最適な工期より短縮しても、延長しても増加する。

設問のとおりです。

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02

この問題のポイントは以下の通りです。工期と費用の関係についてしっかり押さえておきましょう。

選択肢2. 工期を短縮すると、間接費は増加する。

工程を短縮するに従って間接費は減少します。よってこの記述は誤りです。

まとめ

工程を短縮するに従って間接費は減少します。短縮すると突貫になり必ずしも費用が加算されるわけではありません。覚えておきましょう。

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03

直接仮設費、共通仮設費、現場管理費あたりを学習することでこの問題は解くことが可能です。

選択肢1. 工期を短縮すると、直接費は増加する。

設問の通りです。工期を短縮すると人工数が増大するため、短縮しなかった場合よりも直接費が増大する傾向にあります。

選択肢2. 工期を短縮すると、間接費は増加する。

設問は誤りです。工期を短縮すると現場管理費などが減少しますので、間接費は減少する傾向にあります。

選択肢3. 直接費と間接費の和が最小となるときが、最適な工期となる。

設問の通りです。

選択肢4. 総工事費は、工期を最適な工期より短縮しても、延長しても増加する。

設問の通りです。

まとめ

工期を短縮すると直接費は増加しますが間接費は減少します。

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