1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午後 問63

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午後 問63 (訂正依頼・報告はこちら)

仕上げ工事における試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • アルミニウム製外壁パネルの陽極酸化皮膜の厚さの測定は、渦電流式測定器を用いて行った。
  • 室内空気中に含まれるホルムアルデヒドの濃度測定は、パッシブ型採取機器を用いて行った。
  • 現場搬入時の造作用針葉樹製材の含水率は、高周波水分計を用いて15 %以下であることを確認した。
  • 塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前にpH 12以下であることを確認した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前にpH 12以下であることを確認した。」です。

選択肢1. アルミニウム製外壁パネルの陽極酸化皮膜の厚さの測定は、渦電流式測定器を用いて行った。

設問のとおりです。

選択肢2. 室内空気中に含まれるホルムアルデヒドの濃度測定は、パッシブ型採取機器を用いて行った。

設問のとおりです。

選択肢3. 現場搬入時の造作用針葉樹製材の含水率は、高周波水分計を用いて15 %以下であることを確認した。

設問のとおりです。

選択肢4. 塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前にpH 12以下であることを確認した。

塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前に

pH9以下であることを確認しました。

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02

この問題のポイントは以下の通りです。試験項目は各工事にわたりあります。まんべんなく押さえておきましょう。

選択肢4. 塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前にpH 12以下であることを確認した。

塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前にpH 9以下であることを確認します。よってこの記述は誤りです。

まとめ

塗装下地におけるモルタル面のpH値、木材の含水率、この2点はしっかり覚えておきましょう。

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03

仕上げ工事の試験、検査については外観検査だけではないことを注意しましょう。

選択肢1. アルミニウム製外壁パネルの陽極酸化皮膜の厚さの測定は、渦電流式測定器を用いて行った。

設問の通りです。過電流式測定器にて陽極酸化皮膜の厚さを測定します。その他に顕微鏡による断面法などがあります。

選択肢2. 室内空気中に含まれるホルムアルデヒドの濃度測定は、パッシブ型採取機器を用いて行った。

設問の通りです。アクティブ型としては吸引ポンプなどを用いて強制的に採取する方法があります。

選択肢3. 現場搬入時の造作用針葉樹製材の含水率は、高周波水分計を用いて15 %以下であることを確認した。

設問の通りです。造作用針葉樹製材の含水率は、15%以下と定められています。

選択肢4. 塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前にpH 12以下であることを確認した。

設問は誤りです。塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pH9以下と定められています。

まとめ

検査項目数が多いので勉強範囲も広くなります。広く浅く学びましょう。

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