1級建築施工管理技士の過去問
令和元年(2019年)
午後 問69
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和元年(2019年) 午後 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
クレーン又は移動式クレーンに関する記述として、「クレーン等安全規則」上、誤っているものはどれか。
- 移動式クレーンの運転についての合図の方法は、事業者に指名された合図を行う者が定めなければならない。
- クレーンに使用する玉掛け用ワイヤロープひとよりの間において、切断している素線の数が10 %以上のものは使用してはならない。
- つり上げ荷重が0.5 t以上5t未満のクレーンの運転の業務に労働者を就かせるときは、当該業務に関する安全のための特別の教育を行わなければならない。
- 強風により作業を中止した場合であって移動式クレーンが転倒するおそれがあるときは、ジブの位置を固定させる等の措置を講じなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解(誤り)は 「移動式クレーンの運転についての合図の方法は、事業者に指名された合図を行う者が定めなければならない。」です。
クレーン等安全規則(第25条)より「事業者は、クレーンを用いて作業を行なうときは、クレーンの運転について一定の合図を定め、合図を行なう者を指名して、その者に合図を行なわせなければならない。」と定められています。
したがって、「事業者に指名された者」が合図を定めるのは誤りです。合図は事業者が定めます。
正しいです。
クレーン等安全規則(第215条)に定められています。同条には他にも直径の減少が公称径の7%をこえるもの、キンクしたもの、著しい形くずれ又は腐食があるものは使用禁止となっています。
正しいです。
クレーン等安全規則(第21条)に定められています。
正しいです。
クレーン等安全規則(第47条の4)に定められています。
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02
以下に解説します。
合図の方法を定めるのは「事業者」であり、合図を行う者自身がこれを定めるのではありません。クレーン等安全規則では、合図の方法やその他の安全管理について事業者が責任を持ってルールを設定し、適切な教育や指導を行うことが義務付けられています。したがって、運転に関する指示や合図の方法を、事業者が指名した者自身が定めるというのは規則に反しています。
クレーンに使用する玉掛け用ワイヤロープの使用基準に関して、切断している素線の数が10%以上ある場合の使用禁止は正しい記述です。これは安全基準に沿った記述で、ワイヤロープの安全性を保つための重要な規定です。
つり上げ荷重が0.5 t以上5 t未満のクレーンを操作する労働者には、特別の安全教育を実施する必要があります。これは、労働者の安全とクレーン操作の安全を確保するための基本的な要件です。
強風時にクレーン作業を中止し、転倒の危険がある場合には、ジブの位置を固定するなどの措置を講じることは、事故防止のための適切な対応です。
以上のように、誤りの選択肢以外は「クレーン等安全規則」に適合しています。このような点に注意しながら、安全規則を遵守することが非常に重要です。
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03
クレーン等安全規則についての出題です。
合図の方法を定めるのは、「合図を定める者」ではなく、事業者です。
設問の通りです。
また、直径の公称径の7%以上減少しているものは使用できません。
設問の通りです。
設問の通りです。
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