1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問8
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
床の構造計算をする場合の積載荷重として、最も不適当なものはどれか。
- 店舗の売り場の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。
- 集会場の客席が固定席である集会室の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。
- 倉庫業を営む倉庫の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。
- 百貨店の屋上広場の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。
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この過去問の解説 (3件)
01
答え(誤り)は 3 です。
建築基準法(施行令85条)より、建築部の各部の積載荷重は、例外を除いて実況に応じて計算する必要があります。
倉庫業を営む倉庫の積載荷重は、実況に応じて計算する必要があります。
加えて建築基準法(施行令85条3項)には倉庫業を営む倉庫の床の積載荷重は、実況に応じて計算した数値が1㎡につき3900N/㎡未満の場合においても3900N/㎡としなければならないと定められています。
したがって、設問3の「2900N/㎡」は誤りです。
1,2,4.正しいです。
建築基準法(施行令85条)の表に、室の床の積載荷重が規定されています。同表に定められた数値に床面積を乗じて計算することで積載荷重を求めることができます。
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02
構造力学の荷重・外力に関する出題です。
設問の通りです。
設問の通りです。
固定席でない場合は3500となります。
倉庫業を営む倉庫の床の積載荷重は、実況による数値が3900未満の場合でも、3900とします。
設問の通りです。
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03
床の構造計算において適切な積載荷重を選択することは、安全で効率的な建築設計にとって重要です。選択肢を一つずつ評価してみましょう。
店舗の売り場の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。 この記述は妥当です。店舗の売り場では、顧客や商品の重量を考慮したこの程度の積載荷重が必要とされることが一般的です。
集会場の客席が固定席である集会室の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。 この記述も妥当です。集会場は多くの人が同時に利用するため、高い積載荷重が設定されることが一般的です。
倉庫業を営む倉庫の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。 この記述は不適切です。倉庫の積載荷重は通常、保管される物品の種類や量に応じてさらに高い値が必要です。2,900N/m2は比較的軽めの荷物を想定した一般的な商業スペース向けの荷重であり、重い機械や大量の商品を保管する倉庫では不十分な場合が多いです。
百貨店の屋上広場の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる。 この記述も妥当です。屋上広場では人々が集まるイベントが想定されるため、適切な積載荷重が設定されています。
最も不適当な記述は「倉庫業を営む倉庫の積載荷重は、2,900N/m2とすることができる」となります。倉庫の用途に応じて適切な積載荷重を見直し、必要に応じてより高い値を設定することが重要です。
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