1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問12

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

左官材料に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • せっこうプラスターは、水硬性であり、多湿で通気不良の場所で使用できる。
  • ドロマイトプラスターは、それ自体に粘性があるため、のりを必要としない。
  • セメントモルタルの混和材として消石灰を用いると、こて伸びがよく、平滑な面が得られる。
  • しっくい用ののりには、海藻、海藻の加工品、メチルセルロース等がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

不適当なものは「せっこうプラスターは、水硬性であり、多湿で通気不良の場所で使用できる。です。

選択肢1. せっこうプラスターは、水硬性であり、多湿で通気不良の場所で使用できる。

せっこうプラスターは水硬性です。

乾燥が困難な場所や乾湿の繰返しを受ける部位では硬化不良となりやすいため、誤りです。

選択肢2. ドロマイトプラスターは、それ自体に粘性があるため、のりを必要としない。

正しいです。

選択肢3. セメントモルタルの混和材として消石灰を用いると、こて伸びがよく、平滑な面が得られる。

正しいです。

選択肢4. しっくい用ののりには、海藻、海藻の加工品、メチルセルロース等がある。

正しいです。

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02

左官材料に関する記述を検討し、最も不適切なものを特定します。

選択肢1. せっこうプラスターは、水硬性であり、多湿で通気不良の場所で使用できる。

せっこうプラスターは、水硬性であり、多湿で通気不良の場所で使用できる。 この記述は不適切です。せっこうプラスターは水硬性の材料であり、硬化後は水に弱い特性を持っています。多湿や通気不良の環境では、せっこうプラスターは劣化しやすく、適切な使用条件とは言えません。このため、多湿な場所での使用は推奨されていません。

選択肢2. ドロマイトプラスターは、それ自体に粘性があるため、のりを必要としない。

ドロマイトプラスターは、それ自体に粘性があるため、のりを必要としない。 この記述は技術的に適切である可能性があります。ドロマイトプラスターは天然の岩石から作られるもので、一定の粘性があります。そのため、追加ののりを必要としない場合があります。

選択肢3. セメントモルタルの混和材として消石灰を用いると、こて伸びがよく、平滑な面が得られる。

セメントモルタルの混和材として消石灰を用いると、こて伸びがよく、平滑な面が得られる。 この記述は正しいです。消石灰を添加することで、モルタルの可塑性が向上し、作業性が良くなるため、こて伸びが良くなり平滑な仕上がりが得られます。

選択肢4. しっくい用ののりには、海藻、海藻の加工品、メチルセルロース等がある。

しっくい用ののりには、海藻、海藻の加工品、メチルセルロース等がある。 この記述も正しいです。しっくい用ののりとしてこれらの素材が使用されることは一般的であり、それぞれが特定の粘性や接着性を提供します。

まとめ

最も不適当な記述は「せっこうプラスターは、水硬性であり、多湿で通気不良の場所で使用できる」です。この誤解を解くことで、左官材料の特性と適切な使用環境について正確な理解を深めることが重要です。

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03

建築材料の左官材料からの出題です。

選択肢1. せっこうプラスターは、水硬性であり、多湿で通気不良の場所で使用できる。

せっこうプラスターは、地下室、浴室、厨房など乾燥が困難な場所では、硬化不良が生じやすくなります。

選択肢2. ドロマイトプラスターは、それ自体に粘性があるため、のりを必要としない。

設問の通りです。乾燥に伴いひび割れが生じやすい欠点があります。

選択肢3. セメントモルタルの混和材として消石灰を用いると、こて伸びがよく、平滑な面が得られる。

設問の通りです。また、保水性が向上し、収縮によりひび割れを低減させることができます。

選択肢4. しっくい用ののりには、海藻、海藻の加工品、メチルセルロース等がある。

設問の通りです。

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