1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問24

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

場所打ちコンクリート杭地業に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • リバース工法における2次孔底処理は、一般にトレミー管とサクションポンプを連結しスライムを吸い上げて排出する。
  • オールケーシング工法における孔底処理は、孔内水がない場合やわずかな場合にはハンマーグラブにより掘りくずを除去する。
  • 杭頭部の余盛り高さは、孔内水がない場合は50cm以上、孔内水がある場合は80〜100cm程度とする。
  • アースドリル工法における鉄筋かごのスペーサーは、D10以上の鉄筋を用いる。

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この過去問の解説 (2件)

01

答え(誤り)は 4 です。

スペーサーは、ケーシングチューブを用いる場合はD13以上の鉄筋を使用します。

したがって設問4の「D10以上」は誤りです。

1.正しいです。

2.正しいです。

3.正しいです。

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02

場所打ちコンクリート杭の施工に関する記述の中で最も不適切なものを特定します。

選択肢1. リバース工法における2次孔底処理は、一般にトレミー管とサクションポンプを連結しスライムを吸い上げて排出する。

リバース工法における2次孔底処理は、一般にトレミー管とサクションポンプを連結しスライムを吸い上げて排出する。 この記述は適切です。リバース工法では、サクションポンプを使用して孔底のスライムや不純物を清掃することは一般的な処理方法であり、正確に施工の品質を保つために重要です。

選択肢2. オールケーシング工法における孔底処理は、孔内水がない場合やわずかな場合にはハンマーグラブにより掘りくずを除去する。

オールケーシング工法における孔底処理は、孔内水がない場合やわずかな場合にはハンマーグラブにより掘りくずを除去する。 この記述も適切です。オールケーシング工法ではケーシングを完全に打ち込んで孔を形成し、孔底の掘りくずはハンマーグラブ等で除去します。これにより清掃された孔底でのコンクリート打設が可能となります。

選択肢3. 杭頭部の余盛り高さは、孔内水がない場合は50cm以上、孔内水がある場合は80〜100cm程度とする。

杭頭部の余盛り高さは、孔内水がない場合は50cm以上、孔内水がある場合は80〜100cm程度とする。 この記述も適切です。杭頭の余盛りは、孔内の水の有無に応じて適切な高さを保持する必要があり、これによってコンクリートの品質を確保し、後の施工作業を容易にします。

選択肢4. アースドリル工法における鉄筋かごのスペーサーは、D10以上の鉄筋を用いる。

アースドリル工法における鉄筋かごのスペーサーは、D10以上の鉄筋を用いる。 この記述は不適切です。スペーサーには通常、D10(直径10mm)よりも小さい鉄筋や特別なプラスチック製のスペーサーが使用されることが一般的です。D10以上の鉄筋をスペーサーとして使用するとは通常考えられないため、この記述は誤りを含んでいます。

まとめ

「アースドリル工法における鉄筋かごのスペーサーは、D10以上の鉄筋を用いる」という記述が最も不適切です。実際にはスペーサーの目的と材質により適切な材料とサイズが選定されるべきです。この正確な理解が施工の品質を保証します。

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