1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問33

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

揚重運搬機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 建設用リフトは、人及び荷を運搬することを目的とするエレベーターで、土木、建築等の工事の作業で使用される。
  • 建設用リフトは、組立て又は解体の作業を行う場合、作業を指揮する者を選任して、その者の指揮のもとで作業を実施する。
  • 移動式クレーンは、10分間の平均風速が10m/s以上の場合、作業を中止する。
  • 移動式クレーンは、旋回範囲内に6,600Vの配電線がある場合、配電線から安全距離を2m以上確保する。

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この過去問の解説 (2件)

01

答え(誤り)は 1 です。

労働安全衛生法(施行令1条十号)より、建設用リフトは土木・建築工事の作業の際に荷のみを運搬することを目的とするエレベーターと定められています。

したがって設問1「人及び荷を運搬する」は誤りです。

2.正しいです。

クレーン等安全規則(191条)に定められています。

3.正しいです。

クレーン等安全規則(74条の3)に定められています。

4.正しいです。

労働安全衛生法(349条関係)には高圧電力(直流750v,交流600vを超え7000V以下)の配電線から1.2m以上確保すべきと規定しています。電力会社の目標値は2m以上です。

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02

揚重運搬機械に関する記述の正確性を分析し、最も不適切なものを見極めます。

選択肢1. 建設用リフトは、人及び荷を運搬することを目的とするエレベーターで、土木、建築等の工事の作業で使用される。

誤りです。

建設用リフトは、荷のみを運搬することを目的とするエレベーターで、土木、建築等の工事の作業に使用されるものをいいます。(労働安全衛生法施工令第1条第十号)

選択肢2. 建設用リフトは、組立て又は解体の作業を行う場合、作業を指揮する者を選任して、その者の指揮のもとで作業を実施する。

建設用リフトは、組立て又は解体の作業を行う場合、作業を指揮する者を選任して、その者の指揮のもとで作業を実施する。 この記述は適切であり、安全規定に従って正確です。建設用リフトの組立てや解体には専門的な知識が必要であり、適切な監督下で行われることが重要です。

選択肢3. 移動式クレーンは、10分間の平均風速が10m/s以上の場合、作業を中止する。

移動式クレーンは、10分間の平均風速が10m/s以上の場合、作業を中止する。 この記述も適切であり、安全基準に基づいたものです。高風速でのクレーン操作は非常に危険であるため、このような規制が設けられています。

選択肢4. 移動式クレーンは、旋回範囲内に6,600Vの配電線がある場合、配電線から安全距離を2m以上確保する。

この記述も適切です。電力線との安全距離は、電圧レベルに応じてさらに広く取る必要があり、特に高電圧の場合は通常2m以上の距離を確保する必要があります。実際には、6,600Vの電力線からの距離は通常、もっと大きく取られるべきです。通常、この種の高電圧線ではより大きな安全距離が推奨され、例えば3m以上などの基準が存在します。

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