1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午前 問50
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午前 問50 (訂正依頼・報告はこちら)
仕上工事の施工計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 改質アスファルトシート防水トーチ工法において、露出防水用改質アスファルトシートの重ね部は、砂面をあぶって砂を沈め、100mm重ね合わせることとした。
- メタルカーテンウォール工事において、躯体付け金物は、鉄骨躯体の製作に合わせてあらかじめ鉄骨製作工場で取り付けることとした。
- タイル工事において、改良圧着張り工法の張付けモルタルの1回の塗付け面積は、タイル工1人当たり4m2とすることとした。
- 塗装工事において、亜鉛めっき鋼面の化成皮膜処理による素地ごしらえは、りん酸塩処理とすることとした。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
1. 正しい記述です。
建築工事監理指針より、改質アスファルトシート相互の接合について、以下の通りです。
・重ね幅は長手・軸方向とも100mm以上を確保します。
・重ね部の処理は砂面をあぶり、砂を沈めるか、砂をかき取って重ねます。
2. 正しい記述です。
鉄骨躯体へ躯体付け金物を溶接固定する場合、本体鉄骨の製作に合わせてあらかじめ鉄骨製作工場で行います。
3. ×(正答肢)
改良圧着張り工法においては、張付けモルタルの1回の塗付け面積は、タイル工1人当たり2㎡以内を目安とします。
また、張付けモルタルの下地面に対する塗付けは2度塗りとし、その合計塗厚は4~6mmとします。
4. 正しい記述です。
公共建築工事標準仕様書より、塗装工事における亜鉛めっき鋼面の化成皮膜処理による素地ごしらえは、りん酸塩処理とします。
参考になった数35
この解説の修正を提案する
02
工事それぞれのポイントをしっかりおさえましょう。
正しい記述です。
シート砂面に重ね合わせる場合には、重ね部の砂面をあぶり砂を沈めるかまたは砂をかきとった上で行います。
正しい記述です。
カーテンウォールの部材を取り付ける為の躯体付け金具は、
あらかじめ鉄骨躯体に溶接するか、コンクリ―ト躯体に埋め込んで取り付けます。
×(正解)
タイル工事において、改良圧着張り工法の張付けモルタルの1回の塗付け面積は、タイル工1人当たり2m2が限度です。
改良圧着張り工法とは、張り付けモルタルを下地側とタイル裏面の両方に塗りタイルを張り付ける工法です。
正しい記述です。
亜鉛めっき鋼材の素地ごしらえの工程は次の通りです。
①汚れ・付着物の除去
②油類の除去
③化成皮膜処理(りん酸塩処理又は、クロメートフリー処理)
④下塗り・錆止め塗装
施工計画においての各工事のポイントを整理し覚えましょう。
参考になった数10
この解説の修正を提案する
前の問題(問49)へ
令和2年(2020年)問題一覧
次の問題(問51)へ