1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問62

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

壁面の陶磁器質タイル張り工事における試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 引張接着力試験の試験体の個数は、300m2ごと及びその端数につき1個以上とした。
  • 接着剤張りのタイルと接着剤の接着状況の確認は、タイル張り直後にタイルをはがして行った。
  • セメントモルタル張りの引張接着力試験は、タイル張り施工後、2週間経過してから行った。
  • 二丁掛けタイル張りの引張接着力試験は、タイルを小口平の大きさに切断した試験体で行った。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. ×(正答肢)

引張接着力試験の試験体の個数は、3個以上、かつ100㎡ごとまたはその端数につき1個以上とします。

2. 正しい記述です。

接着剤張りのタイルと接着剤の接着状況の確認は、タイル張り直後にタイルをはがして行います。

3. 正しい記述です。

JASS19より、引張接着力試験は、タイル張り施工後、2週間以上経過してから行います。

4. 正しい記述です。

小口タイル以上の大きさのタイルは、引張力が局部集中して正しい試験結果が得られない場合があるため、小口平程度の大きさに切断した試験体を用いて引張接着力試験を行います。

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02

引張接着力試験とは、

油圧式接着力試験機を用いてはがしたときの強度を測定します。

選択肢1. 引張接着力試験の試験体の個数は、300m2ごと及びその端数につき1個以上とした。

×(正解)

引張接着力試験の試験体の個数は、100m2以下ごとかつその端数につき3個以上とします。

 

選択肢2. 接着剤張りのタイルと接着剤の接着状況の確認は、タイル張り直後にタイルをはがして行った。

正しい記述です。

タイル裏面への接着剤の接着率が60%以上、かつタイル全面に均等に接着していれば合格です。

選択肢3. セメントモルタル張りの引張接着力試験は、タイル張り施工後、2週間経過してから行った。

正しい記述です。

2週間以上経過してから行うのが一般的です。

選択肢4. 二丁掛けタイル張りの引張接着力試験は、タイルを小口平の大きさに切断した試験体で行った。

正しい記述です。

理由として、二丁掛タイル等大きなタイルは、

力のかかり方が局部に集中し、正しい結果が得られないことがある為です。

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