1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問70

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問70 (訂正依頼・報告はこちら)

酸素欠乏危険作業に労働者を従事させるときの事業者の責務として、「酸素欠乏症等防止規則」上、誤っているものはどれか。
  • 酸素欠乏危険作業については、所定の技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければならない。
  • 酸素欠乏危険作業に労働者を就かせるときは、当該労働者に対して酸素欠乏危険作業に係る特別の教育を行わなければならない。
  • 酸素欠乏危険場所で空気中の酸素の濃度測定を行ったときは、その記録を3年間保存しなければならない。
  • 酸素欠乏危険場所では、原則として、空気中の酸素の濃度を15%以上に保つように換気しなければならない。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 正しい記述です。

酸素欠乏症等防止規則第11条第1項より、事業者は、酸素欠乏危険作業について、所定の技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければなりません。

2. 正しい記述です。

酸素欠乏症等防止規則第12条第1項より、事業者は、第1種酸素欠乏危険作業に係る業務に労働者をつかせるときは、その労働者に対し、特別の教育を行わなければなりません。

3. 正しい記述です。

事業者は、酸素欠乏危険場所(労働安全衛生法施行令第21条第九号に掲げる作業場)では、空気中の酸素の濃度測定を行う義務があり、その記録を3年間保存する義務があります。

4. ×(正答肢)

酸素欠乏症等防止規則第5条第1項より、事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合には、その作業を行う場所の空気中の酸素濃度を18%以上に保つように換気する義務があります。

ただし、爆発等の危険や、作業の性質上換気することが著しく困難な場合は、例外とされています。

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02

酸素欠乏危険作業はピット内作業も含まれます。

酸素欠乏とは、空気中の酸素濃度が18%未満である状況の事を指します。

選択肢1. 酸素欠乏危険作業については、所定の技能講習を修了した者のうちから、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければならない。

正しい記述です。

選択肢2. 酸素欠乏危険作業に労働者を就かせるときは、当該労働者に対して酸素欠乏危険作業に係る特別の教育を行わなければならない。

正しい記述です。

選択肢3. 酸素欠乏危険場所で空気中の酸素の濃度測定を行ったときは、その記録を3年間保存しなければならない。

正しい記述です。

 

選択肢4. 酸素欠乏危険場所では、原則として、空気中の酸素の濃度を15%以上に保つように換気しなければならない。

×(正解)

酸素欠乏危険場所では、原則として、空気中の酸素の濃度を18%以上に保つように換気しなければならない。

 

まとめ

通常の空気中の酸素濃度は20.9%です。

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