1級建築施工管理技士の過去問
令和2年(2020年)
午後 問78

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和2年(2020年) 午後 問78 (訂正依頼・報告はこちら)

建設業の事業場における安全衛生管理体制に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
  • 統括安全衛生責任者を選任すべき特定元方事業者は、元方安全衛生管理者を選任しなければならない。
  • 安全衛生責任者は、安全管理者又は衛生管理者の資格を有する者でなければならない。
  • 統括安全衛生責任者は、その事業の実施を統括管理する者でなければならない。
  • 元方安全衛生管理者は、その事業場に専属の者でなければならない。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 正しい記述です。

労働安全衛生法第15条の2第1項より、統括安全衛生責任者を選任した事業者で、建設業その他政令で定める業種に属する事業を行う者は、元方安全衛生責任者を選任し、その者に技術的事項を管理させなければなりません。

2. ×(正答肢)

労働安全衛生法第16条より、統括安全衛生責任者を選任すべき事業者以外の請負人は、安全衛生責任者を選任しなければなりません。

安全衛生責任者の選任に、資格制限はありません。

3. 正しい記述です。

労働安全衛生法第15条第2項より、統括安全衛生責任者は、その現場においてその事業の実施を統括管理する者をもって充てなければなりません。

4. 正しい記述です。

労働安全衛生規則第18条の3より、元方安全衛生管理者の選任は、その事業場に専属の者を選任して行わなければなりません。

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02

「労働安全衛生法」は、労働災害の防止を目的としています。

職場の安全衛生管理体制と危険防止処置をしっかり理解しましょう。

選択肢1. 統括安全衛生責任者を選任すべき特定元方事業者は、元方安全衛生管理者を選任しなければならない。

正しい記述です。

元方安全衛生管理者に技術的事項を管理させなければなりません。

元方安全衛生管理者は統括安全衛生責任者が指揮します。

選択肢2. 安全衛生責任者は、安全管理者又は衛生管理者の資格を有する者でなければならない。

×(正解)

安全衛生責任者になるにあたり、資格は必要とされていません

選択肢3. 統括安全衛生責任者は、その事業の実施を統括管理する者でなければならない。

正しい記述です。

統括安全衛生責任者は、元請負人と下請負人とを合わせて常時50人以上従事する事業場について選任します。

選択肢4. 元方安全衛生管理者は、その事業場に専属の者でなければならない。

正しい記述です。

元方安全衛生管理者は統括安全衛生責任者が指揮します。

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