1級建築施工管理技士の過去問
令和3年(2021年)
午前 問16
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和3年(2021年) 午前 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
測量に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 間接水準測量は、傾斜角や斜距離などを読み取り、計算によって高低差を求める方法である。
- GNSS測量は、複数の人工衛星から受信機への電波信号の到達時間差を測定して位置を求める方法である。
- 平板測量は、アリダード、磁針箱などで測定した結果を、平板上で直接作図していく方法である。
- スタジア測量は、レベルと標尺によって2点間の距離を正確に測定する方法である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
測量に関する出題は最近になってやや増えています。
実際に測量作業に経験がない場合は理解しづらい部分が多く、
出題頻度の割に試験対策に時間を要する分野とも言えます。
【〇】
間接水準測量は2点間をレベルや巻尺により直接計測するのではなく、
斜距離または水平距離と鉛直角度から高低差を計算する三角測量の一つです。
三角高低測量とも呼ばれます。
【〇】
GNSS=Global Navigation Satellite System。
その名の通りに人工衛星から電波を利用して測量する方法。
GPS測量はGNSS測量の一つで、原理はまったく同じです。
複数の人工衛星からの電波を受信し、そのタイムラグから位置情報を計算します。
測量人員が一人でよく、簡易ですが、TS測量と比べて精度は劣ります。
【〇】平板測量は通常、一定範囲の平面図を作成するために行われる。
巻尺で測定した距離を三脚で水平固定している平板上にその場で直接作図します。
作図に使用される器具にアリダートや磁針箱などあり、
作業が簡単で早く、現地作業のため確認をし易い長所があります。
【✕】
スタジア測量はトランシットとスタッフ(標尺)だけで距離を測ります。
トランシットの望遠鏡内にある2本のスタジア線をスタッフからmm単位で読み取り、
鉛直角度を使って計算により距離や高低差を出します。
実際に距離を測りませんから間接水準測量の一つです。
目視の数値から計算するため、簡易な方法で手っ取り早いですが精度は劣ります。
測量に関する用語をまず覚えることを心がけましょう。
計算問題は出題されないでしょうから、
用語と測量方法やメリット、デメリットが関連付けられるようにしておけば大丈夫です。
参考になった数30
この解説の修正を提案する
02
測量の方法は、様々ありますがある程度文言から推測できます。
うっかり忘れを防ぐためにも図で覚えましょう。
図をみて覚えましょう。
Global Navigation Satellite System です。
これも図で覚えましょう。
スタジア測量は早いが正確ではないと覚えましょう。
測量方法そのものではなく、測量した結果についてひっかけている問題です。
最後までしっかりと読んで、問の矛盾を見つけましょう。
参考になった数26
この解説の修正を提案する
03
測量について勉強しましょう。
この解答が『 〇 』です(不適当)
スタジア測量は簡易的で手早い手法ですが、正確性は劣ります。
測量は土木よりの問題で実際にやったことない方がいるかもしれませんが、しっかりと覚えましょう。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
前の問題(問15)へ
令和3年(2021年)問題一覧
次の問題(問17)へ