1級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)
問42 (午前 問42)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年) 問42(午前 問42) (訂正依頼・報告はこちら)

工事現場における材料の取扱いに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 既製コンクリート杭は、やむを得ず2段に積む場合、同径のものを並べ、まくら材を同一鉛直面上にして仮置きする。
  • 被覆アーク溶接棒は、吸湿しているおそれがある場合、乾燥器で乾燥してから使用する。
  • 砂付ストレッチルーフィングは、ラップ部( 張付け時の重ね部分 )を下に向けて縦置きにする。
  • プレキャストコンクリートの床部材を平積みで保管する場合、台木を2箇所とし、積み重ね段数は6段以下とする。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1→設問のとおりです。

2→設問のとおりです。

3→砂付ストレッチルーフィングは、接着不良防止のためラップ部をに向け、縦置きにします。

4→設問のとおりです。

参考になった数45

02

材料保管方法も様々ありますのでしっかり覚えましょう。

選択肢1. 既製コンクリート杭は、やむを得ず2段に積む場合、同径のものを並べ、まくら材を同一鉛直面上にして仮置きする。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢2. 被覆アーク溶接棒は、吸湿しているおそれがある場合、乾燥器で乾燥してから使用する。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢3. 砂付ストレッチルーフィングは、ラップ部( 張付け時の重ね部分 )を下に向けて縦置きにする。

この解答は『 〇 』です(不適当)

張付け時の重ね部分を保護するためにラップ部は上に向けて縦置きにします。

選択肢4. プレキャストコンクリートの床部材を平積みで保管する場合、台木を2箇所とし、積み重ね段数は6段以下とする。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

参考になった数22

03

材料の仮置きは数字を覚えておきましょう。数字が違えば起こりうる悪影響も頭に入れておく必要があります。

選択肢1. 既製コンクリート杭は、やむを得ず2段に積む場合、同径のものを並べ、まくら材を同一鉛直面上にして仮置きする。

既成コンクリート杭をやむを得ず2段積みする場合は、枕材を同一鉛直面上に置きます。また、同径のものを並べて余計な応力を生じさせないようにするのもポイントになります。よってこの選択肢は〇です。

選択肢2. 被覆アーク溶接棒は、吸湿しているおそれがある場合、乾燥器で乾燥してから使用する。

被覆アーク溶接棒の被覆は水分を吸着すると、高温分解され溶接作業に悪影響を及ぼすようになります。吸湿しているおそれがある場合は、乾燥器で乾燥させて水分をとばし、これを防ぎます。よってこの選択肢は〇です。

選択肢3. 砂付ストレッチルーフィングは、ラップ部( 張付け時の重ね部分 )を下に向けて縦置きにする。

砂付ストレッチルーフィングは、ラップ部の接着不良を起こさないようにするために、ラップ部は上に向けて縦置きにする必要があります。よってこの選択肢は×です。

選択肢4. プレキャストコンクリートの床部材を平積みで保管する場合、台木を2箇所とし、積み重ね段数は6段以下とする。

プレキャストコンクリートの床部材は、水平になるように台木を2箇所ひいて仮置きします。また、重ね枚数は6段以下とします。よってこの選択肢は〇です。

まとめ

材料の仮置きで、施工時の性能に悪影響を及ぼす場合があります。悪影響を起こさない方法を考えながら、数字を覚えるようにしましょう。

参考になった数9