1級建築施工管理技士 過去問
令和3年(2021年)
問45 (午後 問45)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級建築施工管理技士試験 令和3年(2021年) 問45(午後 問45) (訂正依頼・報告はこちら)

一般的な事務所ビルの新築工事における鉄骨工事の工程計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • タワークレーンによる鉄骨建方の取付け歩掛りは、1台1日当たり80ピースとして計画した。
  • 建方工程の算定において、建方用機械の鉄骨建方作業の稼働時間を1台1日当たり5時間30分として計画した。
  • トルシア形高力ボルトの締付け作業能率は、1人1日当たり200本として計画した。
  • 鉄骨のガスシールドアーク溶接による現場溶接の作業能率は、1人1日当たり6mm換算で80mとして計画した。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1→タワークレーンによる鉄骨建方の取付け歩掛りは、

1台1日当たり40~50ピース程度として計画します。

2→設問のとおりです。

3→設問のとおりです。

4→設問のとおりです。

参考になった数47

02

工程計画の問題もしっかり覚えましょう。

選択肢1. タワークレーンによる鉄骨建方の取付け歩掛りは、1台1日当たり80ピースとして計画した。

この解答は『 〇 』です(不適当)

タワークレーンの作業スピードはそれほど速くありませんので、1台1日あたり40~50ピースとなります。

選択肢2. 建方工程の算定において、建方用機械の鉄骨建方作業の稼働時間を1台1日当たり5時間30分として計画した。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢3. トルシア形高力ボルトの締付け作業能率は、1人1日当たり200本として計画した。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

選択肢4. 鉄骨のガスシールドアーク溶接による現場溶接の作業能率は、1人1日当たり6mm換算で80mとして計画した。

この解答は『 ✖ 』です(適当)

参考になった数26

03

工程計画に際し、歩掛りを出しておく必要があります。1人あたりどの程度の作業が1日で完了するかを整理しておきましょう。

選択肢1. タワークレーンによる鉄骨建方の取付け歩掛りは、1台1日当たり80ピースとして計画した。

タワークレーンの鉄骨建方の取付歩掛りは、1台1日当たり40~50ピース程度とされていますので、この選択肢は×です。

選択肢2. 建方工程の算定において、建方用機械の鉄骨建方作業の稼働時間を1台1日当たり5時間30分として計画した。

建方用機械の鉄骨建方作業の稼働時間は1日の現場の作業開始時間~終了時間までで60%程度稼働すると想定します。計算すると約5時間30分程度となるため、この選択肢は〇です。

選択肢3. トルシア形高力ボルトの締付け作業能率は、1人1日当たり200本として計画した。

トルシア形高力ボルトの締付作業は3人1組で行います。1日あたり450~700本程度となり、1人あたり150~200本と計画します。よってこの選択肢は〇です。

選択肢4. 鉄骨のガスシールドアーク溶接による現場溶接の作業能率は、1人1日当たり6mm換算で80mとして計画した。

鉄骨のガスシールドアーク溶接による現場溶接の作業効率は1日あたり、1人6mm換算の80mとして計画します。よってこの選択肢は〇です。

まとめ

各作業の1人あたりの作業効率で工程を計画します。よって歩掛りを算出することは重要な作業になりますので、各作業の歩掛りは頭に入れておきましょう。ボルトの締付や溶接作業は頻繁に出題されます。

参考になった数9