1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午前 ロ 問20
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 ロ 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
積算に関する次の工事費の構成において、( )に当てはまる語句の組合せとして、「公共建築工事積算基準(国土交通省制定)」上、正しいものはどれか。
- A.工事原価 B.共通仮設費
- A.工事原価 B.直接仮設費
- A.現場工事費 B.共通仮設費
- A.現場工事費 B.直接仮設費
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この過去問の解説 (2件)
01
見積書の書き方を理解していれば解ける簡単な問題です。
【〇】
工事価格は工事原価に一般管理費を加えたものです。
純工事費=直接工事費+共通仮設費です。
【✖】
直接仮設費は直接工事費の一部です。
【✖】
現場工事費ではなく工事原価です。
【✖】
現場工事費ではなく工事原価です。
また、直接仮設費は直接工事費の一部です。
常識問題です。見積書を作成したことがあれば理解している問題です。
直接仮設費(外部足場など)と共通仮設費を混同する人が多いので注意が必要です。
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02
公共建築工事積算基準の工事費の構成についての設問です。公共建築工事積算基準 (平成28年改定)をもとに解説いたします。
こちらの選択肢が正解です。
工事原価:純工事費と現場管理費の合計の費用です。
共通仮設費:共通仮設費には、各工事種目に共通の仮設に要する費用です。
Bが誤りです。
直接仮設費は直接工事費に含まれます。
Aが誤りです。
A,Bともに誤りです。
設問の構成、用語の定義を覚えておくことで応用問題も解くことができます。一般管理費と現場管理費の違いについても覚えておきましょう。
一般管理費:工事施工に当たる受注者の継続運営に必要な費用です。
現場管理費:工事施工に当たり、工事現場を管理運営するために必要な費用で共通仮設費以外の費用とします。
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