1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午前 ホ 問40
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午前 ホ 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 仮設の照明設備において、常時就業させる場所の作業面の照度は、普通の作業の場合、100ルクス以上とする計画とした。
- 傾斜地に設置する仮囲いの下端の隙間を塞ぐため、土台コンクリートを設ける計画とした。
- 前面道路に設置する仮囲いは、道路面を傷めないようにするため、ベースをH形鋼とする計画とした。
- 同時に就業する女性労働者が25人見込まれたため、女性用便房を2個設置する計画とした。
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この過去問の解説 (2件)
01
労働安全衛生関連の問題です。しっかり覚えましょう。
×(正答肢)
普通の作業の場合、150ルクス以上必要です。仮設事務所などで不随的な事務作業を行う場合でも150ルクス以上必要です。
安衛則第604条、事務所則第10条
〇
設問の通り土台コンクリートを設けることは良いです。
〇
設問の通りH形鋼を仮囲いのベースとすることは良いです。単管杭などの打ち込みが不要となります。
〇
同時に就業する女性労働者20人以内ごとに1個以上必要なので設問の2個は適切です。
安衛則第628条の2、事務所則第17条の2
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02
仮設計画からは仮設設備計画と材料保管・取扱いの2分野がそれぞれ毎年出題される傾向にあります。
いずれも必須問題ですから、確実に点を取れるよう対策しておくべきです。
【✖】
仮設照明に関する出題です。仮設照明は普通作業で常時就業させる場所の作業面の照度は150ルクス以上とします。
参考)綿密作業は300ルクス以上、粗な作業は70ルクス以上
【〇】
傾斜地に設置する仮囲いの下端に隙間が生じる場合、雨水等が流れ出ないようにするために土台や幅木で隙間を塞ぎます。仮囲いの高さは1.8m以上で周辺環境に配慮します。
ただし、現場周辺の状況などから危険防止上の支障がない場合は仮囲いの設置義務はありません。
【〇】
前面道路に仮囲いを設置する場合、道路面を杭などで傷めないため、H型鋼をベースとして仮囲いを組み立てる計画とします。
【〇】
仮設便所は男女を分ける。男性用大便所は60人以内、小便所は30人以内に1か所。女性用は20人以内に1か所を設置します。
女性労働者が25人の場合、20人を超え40人以内のため便房は2か所となります。
仮設計画では、①仮囲い、②現場事務所と仮設便所等、③給水設備、④電気設備、⑤危険物保管について覚えましょう。
①仮囲いでは上記問題とゲート、②現場事務所と仮設便所に関しては、上記出題と大部屋方式、③給水設備は40~50L/人日、洗面台は3連槽式1台で45名程度、工事用水では2時間分の貯水槽、④電気設備では契約電力、受電設備容量、ケーブル配線について、⑤危険物保管ではガスボンベや塗料・溶剤について整理しておきましょう。
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