1級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)
午後 イ 問45

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年) 午後 イ 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

工程計画及び工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 工程計画には、大別して積上方式と割付方式とがあり、工期が制約されている場合は、割付方式で検討することが多い。
  • 工程計画において、山均しは、作業員、施工機械、資機材等の投入量の均等化を図る場合に用いる。
  • 工程表は、休日や天候を考慮した実質的な作業可能日数を暦日換算した日数を用いて作成する。
  • 基本工程表は、工事の特定の部分や職種を取り出し、それにかかわる作業、順序関係、日程等を示したものである。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

工程の基本問題です。しっかり覚えましょう。

選択肢1. 工程計画には、大別して積上方式と割付方式とがあり、工期が制約されている場合は、割付方式で検討することが多い。

設問の通りです。割付方式は期限に制約がある場合に使用されます。

選択肢2. 工程計画において、山均しは、作業員、施工機械、資機材等の投入量の均等化を図る場合に用いる。

設問の通りです。山均しとは山崩しとも呼ばれ、合理的な配員計画を行うための手法で生産性の平準化を行います。

選択肢3. 工程表は、休日や天候を考慮した実質的な作業可能日数を暦日換算した日数を用いて作成する。

設問の通りです。環境条件を工程に落とし込みます。

選択肢4. 基本工程表は、工事の特定の部分や職種を取り出し、それにかかわる作業、順序関係、日程等を示したものである。

×(正答肢)

基本工程表とは、全体の工程を把握して施工順序や労務資材などを段取りするために使用されます。

まとめ

工程表にはいくつか種類がありそれぞれに管理方法も変わります。基本工程表はその名の通り基礎となる工程表ですので1番最初につくられます。

参考になった数33

02

この問題は、工程計画及び工程表に関する記述の適切さを問うものです。選択肢を順に解説します。

選択肢1. 工程計画には、大別して積上方式と割付方式とがあり、工期が制約されている場合は、割付方式で検討することが多い。

この記述は適切です。工程計画には、積上方式(ボトムアップ方式)と割付方式(トップダウン方式)があります。工期が制約されている場合、目標工期に合わせて計画を立てる割付方式を使用することが一般的です。

選択肢2. 工程計画において、山均しは、作業員、施工機械、資機材等の投入量の均等化を図る場合に用いる。

この記述も適切です。山均し(やまならし)は、作業員や資機材の投入量を均等化するための手法で、ピークを抑えて作業を均等にすることを指します。

選択肢3. 工程表は、休日や天候を考慮した実質的な作業可能日数を暦日換算した日数を用いて作成する。

この記述も適切です。工程表を作成する際には、実際の作業可能日数を考慮し、休日や天候による影響を見込んで計画します。

選択肢4. 基本工程表は、工事の特定の部分や職種を取り出し、それにかかわる作業、順序関係、日程等を示したものである。

この記述は不適切です。基本工程表は、全体の工事の計画を示すものであり、特定の部分や職種だけに焦点を当てるものではありません。特定の部分や職種に関する詳細な計画を示すのは、「詳細工程表」や「特定工程表」と呼ばれることが多いです。

まとめ

総括すると、工程計画と工程表は建設プロジェクトの進行を管理するために非常に重要です。適切な計画と表の作成は、工期の遵守と効率的な資源の配分に寄与します。

参考になった数14