1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 ロ 問2

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 ロ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

電気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 合成樹脂製可とう電線管のうちPF管は、自己消火性があり、屋内隠ぺい配管に用いることができる。
  • 電圧の種別で低圧とは、直流にあっては600V以下、交流にあっては750V以下のものをいう。
  • 低圧屋内配線のための金属管は、規定値未満の厚さのものをコンクリートに埋め込んではならない。
  • 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合における金属製の電線接続箱には、接地工事を施さなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

過去に何回も出題のある選択肢です。電圧の種別と境界値を暗記しましょう。

選択肢1. 合成樹脂製可とう電線管のうちPF管は、自己消火性があり、屋内隠ぺい配管に用いることができる。

設問の通りです。

選択肢2. 電圧の種別で低圧とは、直流にあっては600V以下、交流にあっては750V以下のものをいう。

電圧は低圧、高圧、特別高圧の3種類に区分されます。

低圧は直流で750V以下、交流で600V以下です。

よって誤りです。

選択肢3. 低圧屋内配線のための金属管は、規定値未満の厚さのものをコンクリートに埋め込んではならない。

金属管コンクリートに埋め込む場合、低圧屋内配線のための金属管の厚さは、1.2 mm未満としてはなりません。

選択肢4. 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合における金属製の電線接続箱には、接地工事を施さなければならない。

電気設備の技術基準の解釈の第158条3項五号イにおいて、"圧屋内配線の使用電圧が300V以下の場合は、ボックス又は粉じん防爆型フレキシブルフィッチングにD種接地工事を施すこと"とあります。よって設置工事を施す必要があります。

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02

この問題は、電気設備に関する知識を問うものです。以下、各選択肢について詳細に解説します。

選択肢1. 合成樹脂製可とう電線管のうちPF管は、自己消火性があり、屋内隠ぺい配管に用いることができる。

PF管(ポリフレキシブル管)は自己消火性があり、屋内の隠蔽配管に使用されることが一般的です。この記述は適切です。

選択肢2. 電圧の種別で低圧とは、直流にあっては600V以下、交流にあっては750V以下のものをいう。

電圧の種別において、低圧は一般的に直流で750V以下、交流で600V以下と定義されます。この記述は誤りです。

選択肢3. 低圧屋内配線のための金属管は、規定値未満の厚さのものをコンクリートに埋め込んではならない。

低圧屋内配線用の金属管は、規定された厚さ以上のものでなければなりません。規定値未満の厚さのものをコンクリートに埋め込むことは禁じられています。この記述は適切です。

選択肢4. 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合における金属製の電線接続箱には、接地工事を施さなければならない。

低圧屋内配線で使用電圧が300Vを超える場合、金属製の電線接続箱には接地工事が必要です。この記述も適切です。

まとめ

この問題では、電気設備に関する正しい知識を求められています。電気設備の特性や設置方法について正しく述べられていますが、低圧の定義に関する誤りがあります。

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03

電気設備に関する問題については差がつきます。確実に得点しましょう。

選択肢1. 合成樹脂製可とう電線管のうちPF管は、自己消火性があり、屋内隠ぺい配管に用いることができる。

設問の通りです。合成樹脂製可とう電線管のうちPF管は、自己消火性があり、屋内隠ぺい配管に用いることができます。

選択肢2. 電圧の種別で低圧とは、直流にあっては600V以下、交流にあっては750V以下のものをいう。

設問は誤りです。電圧の種別で低圧とは、直流にあっては750V以下、交流にあっては600V以下のものをいう。

選択肢3. 低圧屋内配線のための金属管は、規定値未満の厚さのものをコンクリートに埋め込んではならない。

設問の通りです。低圧屋内配線のための金属管は、規定値未満の厚さのものをコンクリートに埋め込んではなりません。規定値は1.2mm未満となります。

選択肢4. 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合における金属製の電線接続箱には、接地工事を施さなければならない。

設問の通りです。低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合における金属製の電線接続箱には、接地工事を施さなければなりません。

まとめ

CD管についても学んでおきましょう。CD管についてはコンクリートへの埋設用です。PF管と異なり耐燃性がありません。

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