1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 ロ 問3
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問題
1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 ロ 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
給排水設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 高置水槽方式は、一度受水槽に貯留した水をポンプで建物高所の高置水槽に揚水し、高置水槽からは重力によって各所に給水する方式である。
- 圧力水槽方式は、受水槽の水をポンプで圧力水槽に送水し、圧力水槽内の空気を加圧して、その圧力によって各所に給水する方式である。
- 屋内の自然流下式横走り排水管の最小勾配は、管径が100mmの場合、1/100とする。
- 排水槽の底の勾配は、吸い込みピットに向かって1/100とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
過去に何回も出題のある選択肢です。勾配の限界値を暗記しましょう。
設問の通りです。
設問の通りです。
屋内の横走り排水管の勾配の最小値については、管径65mm以下の場合1/50、管径75mm、100mmは最小1/100、管径125mmは最小1/150とします。
排水槽の底の勾配は、吸い込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする必要があります。
よって誤りです。
なお、水が流れるように下限値の1/15、点検や清掃時に人が作業出来るように上限値の1/10と定めています。
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02
この問題は、給排水設備に関する知識を問うものです。以下、各選択肢について詳細に解説します。
高置水槽方式は正しい説明です。一度受水槽に貯留した水をポンプで高置水槽に揚水し、高置水槽から重力を利用して各所に給水します。この記述は適切です。
圧力水槽方式の説明も正しいです。受水槽の水をポンプで圧力水槽に送り、圧力水槽内の空気を加圧して、その圧力で各所に給水します。この記述も適切です。
屋内の自然流下式横走り排水管の最小勾配は、管径が100mmの場合1/100とするのは適切な説明です。この記述も適切です。
排水槽の底の勾配は一般的により一層急に設定されるべきです。1/100は勾配が緩すぎて、排水槽の底に汚れが溜まりやすくなるため、不適当です。
この問題では、給排水設備に関する正しい知識を求められています。それぞれの給排水設備の特性や設置方法について正しく述べられていますが、排水槽の底の勾配に関する誤った記述があります。
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03
衛生設備に関する問題です。設備工事に関する問題は差が付きますのでよく学んで置きライバルと差をつけましょう。
設問の通りです。高置水槽方式は、一度受水槽に貯留した水をポンプで建物高所の高置水槽に揚水し、高置水槽からは重力によって各所に給水する方式です。安定した水圧を確保することができます。
設問の通りです。圧力水槽方式は、受水槽の水をポンプで圧力水槽に送水し、圧力水槽内の空気を加圧して、その圧力によって各所に給水する方式です。
設問の通りです。屋内の自然流下式横走り排水管の最小勾配は、管径が100mmの場合、1/100とします。管径が65mm以下の場合の最小勾配は1/50とします。
設問は誤りです。排水槽の底の勾配は、吸い込みピットに向かって1/15以上1/10以下とします。
勾配1/100は配管の勾配であることに注意してください。また、配管の径によって最小勾配が変わります。太いほど緩い勾配となります。
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