1級建築施工管理技士の過去問
令和5年(2023年)
午前 ハ 問2

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 午前 ハ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

地下水処理工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ディープウェル工法は、初期のほうが安定期よりも地下水の排水量が多い。
  • ディープウェル工法は、透水性の低い粘性土地盤の地下水位を低下させる場合に用いられる。
  • ウェルポイント工法は、透水性の高い粗砂層から低いシルト質細砂層までの地盤に用いられる。
  • ウェルポイント工法は、気密保持が重要であり、パイプの接続箇所で漏気が発生しないようにする。

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この過去問の解説 (2件)

01

過去に何回も出題のある選択肢です。各種工法について覚えましょう。

選択肢1. ディープウェル工法は、初期のほうが安定期よりも地下水の排水量が多い。

設問の通りです

選択肢2. ディープウェル工法は、透水性の低い粘性土地盤の地下水位を低下させる場合に用いられる。

ディープウェル工法は、透水性のよい砂質土地盤の地下水位を低下させる場合に用いられます。

そのため誤りです。

選択肢3. ウェルポイント工法は、透水性の高い粗砂層から低いシルト質細砂層までの地盤に用いられる。

設問の通りです

選択肢4. ウェルポイント工法は、気密保持が重要であり、パイプの接続箇所で漏気が発生しないようにする。

設問の通りです

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02

この設問は地下水処理工法の基礎のため、よく理解してください。地下水処理は地下水位より低部の掘削工事等を行うために必要な仮設工事です。ディープウェル工法、ウェルポイント工法ともにウェル(井戸)というキーワードがありますが、それぞれの特徴を理解しましょう。

選択肢1. ディープウェル工法は、初期のほうが安定期よりも地下水の排水量が多い。

設問の通りです。初期のほうが地下水排水量が多く、安定期は初期よりも排水量が減ります。

選択肢2. ディープウェル工法は、透水性の低い粘性土地盤の地下水位を低下させる場合に用いられる。

設問は誤りです。ディープウェル工法は深井戸工法とも呼ばれ、深井戸に集まった浸透水をポンプで揚排水する工法です。浸水性の高い地盤の地下水位を低下させる場合に用いられます。

選択肢3. ウェルポイント工法は、透水性の高い粗砂層から低いシルト質細砂層までの地盤に用いられる。

設問の通りです。ウェルポイント工法は、透水性の高い粗砂層から低いシルト質細砂層までの地盤に用いられます。

選択肢4. ウェルポイント工法は、気密保持が重要であり、パイプの接続箇所で漏気が発生しないようにする。

設問の通りです。パイプの気密保持が重要であり、パイプの接続箇所で漏気が発生しないようにします。

まとめ

ディープウェル工法は深井戸工法とも呼ばれ、深井戸に集まった浸透水をポンプで揚排水する工法です。

ウェルポイント工法とは小さな井戸(ウェル)を多数設置し井戸ポンプで揚排水する工法です。

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