1級建築施工管理技士 過去問
令和5年(2023年)
問52 (午後 イ 問8)

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和5年(2023年) 問52(午後 イ 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

足場に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 枠組足場に設ける高さ8m以上の階段には、7m以内ごとに踊場を設けた。
  • 作業床は、つり足場の場合を除き、床材間の隙間は3cm以下、床材と建地の隙間は12cm未満とした。
  • 単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5.5m以下、水平方向5m以下とした。
  • 脚立を使用した足場における足場板は、踏さん上で重ね、その重ね長さを20cm以上とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

過去に何回も出題のある選択肢です。各種数値を覚えましょう。

選択肢1. 枠組足場に設ける高さ8m以上の階段には、7m以内ごとに踊場を設けた。

設問の通りです。

踊場が無い場合、人がこけた際に、最下段まで転げ落ちてしまい大変危険な階段になってしまいます。安全のために踊り場が必要となります。

選択肢2. 作業床は、つり足場の場合を除き、床材間の隙間は3cm以下、床材と建地の隙間は12cm未満とした。

設問の通りです。

選択肢3. 単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5.5m以下、水平方向5m以下とした。

単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下とする必要があります。

よって誤りです。

なお、枠組足場(高さが5m未満のものを除く)における壁つなぎの間隔は垂直方向9m以下、水平方向8m以下とする必要があります。

選択肢4. 脚立を使用した足場における足場板は、踏さん上で重ね、その重ね長さを20cm以上とした。

設問の通りです。

なお、安全意識の高い会社では禁止され、可搬式作業台や天台を用いる事が多いです。

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02

この問題では単管足場の壁つなぎ間隔について、よく覚えましょう。

足場でも数字が多く出ますが、キーワードと一緒に暗記をしてください!

選択肢1. 枠組足場に設ける高さ8m以上の階段には、7m以内ごとに踊場を設けた。

設問通り、

枠組足場に設ける高さ8m以上の階段には、7m以内ごとに踊場を設けます。

選択肢2. 作業床は、つり足場の場合を除き、床材間の隙間は3cm以下、床材と建地の隙間は12cm未満とした。

設問通り、作業床はつり足場の場合を除き、

床材間の隙間は3cm以下、床材と建地の隙間は12cm未満とします。

選択肢3. 単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5.5m以下、水平方向5m以下とした。

×

単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以下水平方向5.5m以下とします。

選択肢4. 脚立を使用した足場における足場板は、踏さん上で重ね、その重ね長さを20cm以上とした。

設問通り、脚立を使用した足場における足場板は

踏さん上で重ね、その重ね長さを20cm以上とします。

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03

足場は、工事の基本となるものですので、試験でも頻出する分野です。必ず押さえておきましょう。では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 枠組足場に設ける高さ8m以上の階段には、7m以内ごとに踊場を設けた。

設問の記述は適当です。ある程度の高さがある場合、踊り場を設ける必要があります。踊り場がない場合、万が一階段から転げ落ちた時に、長い距離を転げ落ちることになり危険です。

 

選択肢2. 作業床は、つり足場の場合を除き、床材間の隙間は3cm以下、床材と建地の隙間は12cm未満とした。

設問の記述は適当です。足場に隙間があると、工具が隙間から落ちてしまい危険です。床材間の隙間は3cm以下、床材と建地の隙間は12cm未満とすることは適当です。

選択肢3. 単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5.5m以下、水平方向5m以下とした。

設問の記述は誤りです。垂直と水平が逆です。垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下が正解です。

選択肢4. 脚立を使用した足場における足場板は、踏さん上で重ね、その重ね長さを20cm以上とした。

設問の記述は適当です。「脚立を使用した足場」とは脚立足場のことを指しています。足場板に、ある程度重ね長さを加えなければ、足場板がずれて落ちる可能性があり危険です。重ね長さを20cmとすることは適当です。

まとめ

この問題に関しては、試験だけでなく、実務でも重要な知識になってきます。必ず押さえておきましょう。

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