1級建築施工管理技士の過去問
令和6年(2024年)
午後 イ 問2

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問題

1級 建築施工管理技術検定試験 令和6年(2024年) 午後 イ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート構造の建築物の解体工事における振動対策及び騒音対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 周辺環境保全に配慮し、振動や粉塵の発生が抑えられるコンクリートカッターを用いる切断工法を採用した。
  • 内部スパン周りを先に解体し、外周スパンを最後まで残すことにより、解体する予定の躯体を防音壁として利用した。
  • 振動レベル計の指示値が周期的に変動したため、変動ごとの指示値の最大値と最小値の平均を求め、その中の最大の値を振動レベルとした。
  • 壁等を転倒解体する際の振動対策として、先行した解体作業で発生したガラを床部分に敷き、クッション材として利用した。

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この過去問の解説 (2件)

01

解説は下記の通りです。

選択肢1. 周辺環境保全に配慮し、振動や粉塵の発生が抑えられるコンクリートカッターを用いる切断工法を採用した。

正です。周辺環境保全に配慮し、振動や粉塵の発生を抑えらるために、コンクリートカッターやワイヤーソーなどを用います。

選択肢2. 内部スパン周りを先に解体し、外周スパンを最後まで残すことにより、解体する予定の躯体を防音壁として利用した。

正です。内部スパン周りを先に解体し、外周スパンを最後まで残すことにより、解体する予定の躯体を防音壁として利用できます。

選択肢3. 振動レベル計の指示値が周期的に変動したため、変動ごとの指示値の最大値と最小値の平均を求め、その中の最大の値を振動レベルとした。

誤です。振動レベル計の指示値が周期的に変動する場合、変動ごとの指示値の最大値の平均を求め、その値を振動レベルとします。

選択肢4. 壁等を転倒解体する際の振動対策として、先行した解体作業で発生したガラを床部分に敷き、クッション材として利用した。

正です。振動対策として、先行した解体作業で発生したガラを床部分に敷き、クッション材として利用する方法などがあります。

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02

鉄筋コンクリート構造の建築物の解体工事における振動対策及び騒音対策に関する記述問題について、解説します。

選択肢1. 周辺環境保全に配慮し、振動や粉塵の発生が抑えられるコンクリートカッターを用いる切断工法を採用した。

適当です。

選択肢2. 内部スパン周りを先に解体し、外周スパンを最後まで残すことにより、解体する予定の躯体を防音壁として利用した。

適当です。

選択肢3. 振動レベル計の指示値が周期的に変動したため、変動ごとの指示値の最大値と最小値の平均を求め、その中の最大の値を振動レベルとした。

振動レベル計の指示値が周期的に変動する場合、変動ごとの指示値の最大値の平均値を最大レベルとします。よってこの記述は不適当です。

選択肢4. 壁等を転倒解体する際の振動対策として、先行した解体作業で発生したガラを床部分に敷き、クッション材として利用した。

適当です。

まとめ

鉄筋コンクリート構造の建築物の解体工事における振動対策及び騒音対策に関する問題でのポイントは、解体計画、騒音振動の管理値、具体的な解体手法を覚えておくことが大切です。

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