2級建築施工管理技士 過去問
平成29年(2017年)後期
問48 (ユニットE 問48)

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問題

2級建築施工管理技士試験 平成29年(2017年)後期 問48(ユニットE 問48) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄骨の建方に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 接合部のボルト孔が合わない場合、ドリフトピン等を用いてボルト孔を一致させる。
  • 溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトには、普通ボルトを使用して全数締め付ける。
  • 建入れ直しを行ったものは、高力ボルト接合の場合、速やかに本締めを行う。
  • 鉄骨建方が長期間にわたる場合、気候が変わるため、建入れ直しに用いる測定器の温度補正を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1.例文の通りです。

2.エレクションピースに使用する仮ボルトは高力ボルトを使用して全数締め付けとします。

3.建入れ直し後はすみやかに高力ボルトの本締めを行う事が望ましいです。

4.例文の通りです。

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02

正解は2です。

エレクションピースに使用する仮ボルトには、高力ボルトを使用します。

高力ボルト継手などに普通ボルトを使います。

1.設問の通りです。

  ドリフトピンを使用した接合する工法をピン工法といいます。

2.正しくは「溶接継手におけるエレクションピースに使用する

  仮ボルトには、高力ボルトを使用して全数締め付ける。」となります。

  

3.設問の通りです。

  経て入れ直しとは、構造部材の位置の微調整の事です。

  速やかに本締めしないとずれます。 

4.設問の通りです。

  鉄は熱に弱く、温度で大きさが若干変わるので、温度補正します。

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03

この問題では鉄骨建方における施工方法や、ボルト接合の扱いを理解しているか問われています。

選択肢1. 接合部のボルト孔が合わない場合、ドリフトピン等を用いてボルト孔を一致させる。

ドリフトピンを使えば、ボルト孔を安全かつ正確に位置合わせできます。

 

よって正しい記述となります。

選択肢2. 溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトには、普通ボルトを使用して全数締め付ける。

仮ボルトは部材を一時的に保持するためのものであり、全数を本締めするように締め付けることはしません。

最小限の締付けで十分で、全数本締めするのは本締め時のみです。

 

よって誤った記述となります。

選択肢3. 建入れ直しを行ったものは、高力ボルト接合の場合、速やかに本締めを行う。

建方で位置を直した後は、高力ボルトの本締めを速やかに行うことで接合強度を確保します。

 

よって正しい記述となります。

選択肢4. 鉄骨建方が長期間にわたる場合、気候が変わるため、建入れ直しに用いる測定器の温度補正を行う。

気温や測定器の温度変化による誤差を補正することで、建方精度を維持できます。

 

よって正しい記述となります。

まとめ

ポイントは仮ボルトと本締めの区別を理解し、建入れ直し後は本締めを適切に行うことです。

また、長期建方では測定器の温度補正も行うことを覚えましょう。

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