2級建築施工管理技士の過去問
令和4年(2022年)前期
3 問11

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問題

2級 建築施工管理技術検定試験 令和4年(2022年)前期 3 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

内装改修工事における既存床仕上材の除去に関する記述として、最も不適当なものはどれか。ただし、除去する資材は、アスベストを含まないものとする。
  • ビニル床シートの除去は、カッターで切断し、スクレーパーを用いて他の仕上材に損傷を与えないように行った。
  • モルタル下地の合成樹脂塗床は、電動斫り器具を用いてモルタル下地とも除去した。
  • 根太張り工法の単層フローリングボードは、丸のこを用いて根太下地を損傷しないように切断し、除去した。
  • モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、斫りのみを用いて手作業で存置部分と縁切りをした。

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この過去問の解説 (3件)

01

内装床仕上げの改修工事においては主な既存床(ビニル床シート、塗り床材、床タイル)の除去と留意点をおさえておきましょう。

選択肢1. ビニル床シートの除去は、カッターで切断し、スクレーパーを用いて他の仕上材に損傷を与えないように行った。

ビニル床シート、ビニル床タイル、ゴム床タイル等の除去は、カッター等で切断してスクレーパー等により他の仕上材に損傷を与えないように行います。

選択肢2. モルタル下地の合成樹脂塗床は、電動斫り器具を用いてモルタル下地とも除去した。

モルタル塗りの上に施工されている既存塗床材を機械的に撤去する場合、モルタルが浮いたり剥離することが多いので、ケレン棒、電動斫り器具等によりモルタルと一体で撤去します。

選択肢3. 根太張り工法の単層フローリングボードは、丸のこを用いて根太下地を損傷しないように切断し、除去した。

根太張り工法の単層フローリングボードは、丸のこ等で適切な寸法に切断し、ケレン棒等ではがし取ります。

選択肢4. モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、斫りのみを用いて手作業で存置部分と縁切りをした。

誤りです。

モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、ダイヤモンドカッターを用いて存置部分と縁切りをします

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02

この設問は、内装改修工事における既存床仕上材の除去の施工方法について問われています。

選択肢1. ビニル床シートの除去は、カッターで切断し、スクレーパーを用いて他の仕上材に損傷を与えないように行った。

設問の通りです。

選択肢2. モルタル下地の合成樹脂塗床は、電動斫り器具を用いてモルタル下地とも除去した。

設問の通りです。合成樹脂塗床材の除去は、電動斫り器具・ケレン棒・電動ケレン棒・ブラスト機械等により行います。

選択肢3. 根太張り工法の単層フローリングボードは、丸のこを用いて根太下地を損傷しないように切断し、除去した。

設問の通りです。

選択肢4. モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、斫りのみを用いて手作業で存置部分と縁切りをした。

設問は誤りです。モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、ダイヤモンドカッター等を使用して撤去部分を縁切りして、斫り器具等を使用して撤去します。

まとめ

この設問は、内装改修工事における既存床仕上材の除去の施工方法について問われており、撤去する材料の特性と使用する工具の特性を考えて解答しなければならない為、難易度は高めです。

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03

既存床仕上材の除去作業に関する出題です。

選択肢1. ビニル床シートの除去は、カッターで切断し、スクレーパーを用いて他の仕上材に損傷を与えないように行った。

ビニル床シートの除去は、カッターとスクレーパーを用いて行います。

選択肢2. モルタル下地の合成樹脂塗床は、電動斫り器具を用いてモルタル下地とも除去した。

モルタル下地の合成樹脂塗床は、モルタル下地ごと除去します。

選択肢3. 根太張り工法の単層フローリングボードは、丸のこを用いて根太下地を損傷しないように切断し、除去した。

根太張り工法の単層フローリングボードは、丸のこで切断します。

選択肢4. モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、斫りのみを用いて手作業で存置部分と縁切りをした。

モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は、ダイヤモンドカッターを用います。

まとめ

除去する部位の材料の特性、工具の特性を共に理解しましょう。

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