2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)前期
問16 (ユニットC 問2)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)前期 問16(ユニットC 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

防災設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 通路誘導灯は、避難口の位置の明示を主な目的とする避難設備である。
  • 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保を主な目的とする避難設備である。
  • 定温式スポット型熱感知器は、火災時の熱により周囲が一定の温度に達することにより作動する。
  • 光電式スポット型煙感知器は、火災時の一局所の煙により光電素子の受光量が変化することにより作動する。

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この過去問の解説 (2件)

01

防災設備に関する問題です。

選択肢1. 通路誘導灯は、避難口の位置の明示を主な目的とする避難設備である。

誤った記述です。

 

キーワード: 通路誘導灯、避難口の位置

説明: 避難口の位置の明示を主な目的とするのは「避難口誘導灯」です。

通路誘導灯は、通路の進行方向を示すものであり、避難経路の途中に設置されます。

選択肢2. 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保を主な目的とする避難設備である。

正しい記述です。

 

キーワード: 客席誘導灯、床面照度

説明: 劇場などの客席部分に設ける客席誘導灯は、避難時に足元を照らし、安全に誘導するため、必要な床面照度を確保することが主な目的です。

選択肢3. 定温式スポット型熱感知器は、火災時の熱により周囲が一定の温度に達することにより作動する。

正しい記述です。

 

キーワード: 定温式熱感知器、一定温度

説明: 定温式スポット型熱感知器は、設定された温度に周囲の温度が達すると感知して作動します。

選択肢4. 光電式スポット型煙感知器は、火災時の一局所の煙により光電素子の受光量が変化することにより作動する。

正しい記述です。

 

キーワード: 光電式煙感知器、受光量の変化

説明: 光電式スポット型煙感知器は、煙が感知器内部に入ることで、光の散乱や遮断が生じ、光電素子の受光量が変化して火災を感知します。

まとめ

各種防災設備の特徴について覚えましょう!

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02

この問題では、各防災設備の目的と設置場所に関する理解が問われています。
避難誘導灯には種類があり、避難口誘導灯と通路誘導灯で役割が異なるため、混同しないよう注意しましょう。
火災感知器についても、作動原理(熱・煙・光)を整理して覚えておくといいでしょう。

選択肢1. 通路誘導灯は、避難口の位置の明示を主な目的とする避難設備である。

避難口の位置を示すのは避難口誘導灯の役割です。

通路誘導灯は避難経路の方向を明示するものであり、避難口の場所自体の表示が目的ではありません。

 

よって誤った記述となります。

 

選択肢2. 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保を主な目的とする避難設備である。

客席誘導灯は劇場などでの避難時に足元を明るく照らすための設備で、床面照度の確保を目的としています。

 

よって正しい記述となります。

選択肢3. 定温式スポット型熱感知器は、火災時の熱により周囲が一定の温度に達することにより作動する。

定温式スポット型感知器は、感知部が設定温度に達したときに反応する仕組みです。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢4. 光電式スポット型煙感知器は、火災時の一局所の煙により光電素子の受光量が変化することにより作動する。

光電式スポット型感知器は、煙によって光の散乱や遮断が発生し、受光量が変化して作動します。

 

よって正しい記述となります。

 

まとめ

防災設備は、「なぜその設備があるのか?」という目的意識を持って学習すると、頭に入りやすいです。

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