2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)後期
問2 (ユニットA 問2)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)後期 問2(ユニットA 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート構造に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 梁のせん断補強筋をあばら筋という。
  • 梁は、全スパンにわたり主筋を上下に配置した複筋梁とする。
  • 柱の出隅部の主筋には、末端部にフックを付ける。
  • 柱の帯筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。

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この過去問の解説 (3件)

01

鉄筋コンクリート構造に関する問題です!

選択肢1. 梁のせん断補強筋をあばら筋という。

正しい記述です。

 

キーワード: あばら筋, せん断補強筋

説明: 梁のせん断補強筋は一般に「あばら筋」と呼ばれます。

   各部材は写真にて確認しましょう!

選択肢2. 梁は、全スパンにわたり主筋を上下に配置した複筋梁とする。

正しい記述です。

 

キーワード: 複筋梁, 主筋配置

説明: 梁は支持部付近で引張力が上下で変化するため、主筋を上下面に配置した複筋梁とします。

選択肢3. 柱の出隅部の主筋には、末端部にフックを付ける。

正しい記述です。

 

キーワード: フック, 定着長

説明: 柱の出隅部は定着不足になりやすいため、主筋末端にフックを付けて定着強度を確保します。

選択肢4. 柱の帯筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。

誤った記述です。

 

キーワード: 帯筋間隔, かぶりコンクリート, せん断拘束

説明: 帯筋は柱端部でせん断力・曲げ力が大きくなるため、上下端部で間隔を狭く配置し、中央部は間隔を広げます。

まとめ

RC柱の帯筋配置に関する法令・基準を押さえておきましょう!

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02

この問題では、鉄筋コンクリート構造における鉄筋の配置や、補強筋の種類・役割を理解しているか問われています。

選択肢1. 梁のせん断補強筋をあばら筋という。

あばら筋は、梁のせん断力に抵抗する補強筋です。

 

よって正しい記述となります。

 

 

選択肢2. 梁は、全スパンにわたり主筋を上下に配置した複筋梁とする。

梁は場所によって上下の力の向きが変わるので、上下両方に鉄筋を入れます。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢3. 柱の出隅部の主筋には、末端部にフックを付ける。

フックをつけ、鉄筋の抜け出しを防止します。

 

よって正しい記述となります。

 

選択肢4. 柱の帯筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。

柱の上下端部を密にします。

中央部に比べ上下端部は、曲げモーメントが大きいため、より密な補強が必要です。

 

よって誤った記述となります。

 

まとめ

柱は「両端に力が集中する」と覚えましょう。

端部の帯筋間隔が密になる理由がわかります。

参考になった数2

03

鉄筋コンクリート構造に関する問題です。

選択肢1. 梁のせん断補強筋をあばら筋という。

正しい記述です。

 

説明:梁のせん断補強筋はあばら筋といいます。

柱の帯筋と間違わないようにしましょう。

選択肢2. 梁は、全スパンにわたり主筋を上下に配置した複筋梁とする。

正しい記述です。

 

説明:梁は支持部付近で引張力が上下で変化するため、主筋を上下面に配置した複筋梁とします。

選択肢3. 柱の出隅部の主筋には、末端部にフックを付ける。

正しい記述です。

 

説明:柱の端部は引張応力を大きく受けやすい場所で、直線のままだと抜けやすいため

末端部にはフックをつけて抜けにくくします。

 

選択肢4. 柱の帯筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。

誤った記述です。

 

説明:柱の帯筋は、柱の中央部より上下端部の間隔を密にします。

中央部150mm以下 上下端部100mm以下

まとめ

試験に出やすい所なのでしっかり理解しましょう。

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