2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)後期
問22 (4 問5)

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問題

2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)後期 問22(4 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋コンクリート構造の建築物の解体工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 地上作業による解体は、地上から解体用機械で行い、原則として、上階から下階へ床、梁、壁、柱の順に解体を進める。
  • 階上作業による解体は、屋上に揚重した解体用機械で最上階から解体し、解体で発生したコンクリート塊を利用してスロープをつくり、解体用機械を下階に移動させながら行う。
  • 外周部の転倒工法は、最初に柱脚部の柱主筋をすべて切断し、次に壁下部の水平方向、壁及び梁端部の垂直方向の縁切りを行った後に転倒させる。
  • 部材解体工法は、カッターやワイヤーソーを使用して躯体を部材ごと又はブロック単位に切り離し、切り離した部材をクレーン等で地上に吊り降ろしてから分別解体を行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

鉄筋コンクリート構造の建築物の解体工事に関する問題です!

選択肢1. 地上作業による解体は、地上から解体用機械で行い、原則として、上階から下階へ床、梁、壁、柱の順に解体を進める。

正しい記述です。

 

キーワード: 地上作業、上階から下階へ、床→梁→壁→柱

説明: 地上作業では、解体機械を下階に据えたまま構造体を上階から順に取り壊すのが基本です。

   また、床、梁、壁、柱の順で進めることで崩落を制御しやすく、安全かつ効率的に解体工事を進めることができます。

選択肢2. 階上作業による解体は、屋上に揚重した解体用機械で最上階から解体し、解体で発生したコンクリート塊を利用してスロープをつくり、解体用機械を下階に移動させながら行う。

正しい記述です。

 

キーワード: 階上作業、揚重、スロープ工法

説明: 階上作業では、屋上に解体用機械を揚重し、最上階を解体したコンクリート塊でスロープを構築しながら機械を下階へ移動させます。

選択肢3. 外周部の転倒工法は、最初に柱脚部の柱主筋をすべて切断し、次に壁下部の水平方向、壁及び梁端部の垂直方向の縁切りを行った後に転倒させる。

誤った記述です。

 

キーワード: 転倒工法、切断順序

説明:転倒工法では、まず外周部の壁や梁端部で縁切りを行い、倒伏時の回転軸を明確にしてから柱脚部の主筋を切断します。

選択肢4. 部材解体工法は、カッターやワイヤーソーを使用して躯体を部材ごと又はブロック単位に切り離し、切り離した部材をクレーン等で地上に吊り降ろしてから分別解体を行う。

正しい記述です。

 

キーワード: 部材解体、カッター、ワイヤーソー

説明: 設問の通り、カッターやワイヤーソーで躯体をブロック単位に切り離し、クレーンで吊り降ろしてから分別解体します。

まとめ

解体工事に用いられる工法等の特徴を理解しましょう!

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