2級建築施工管理技士 過去問
令和6年(2024年)後期
問26 (ユニットD 問9)
問題文
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問題
2級建築施工管理技士試験 令和6年(2024年)後期 問26(ユニットD 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
- 亜鉛めっき鋼面の付着物の除去には、ワイヤーブラシを用いた。
- けい酸カルシウム板面の吸込止めは、穴埋めやパテかいの後に塗布した。
- 鉄鋼面の黒皮の除去は、ショットブラスト処理により行った。
- 木部面の穴埋めは、節止めを行ってからパテを充填した。
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この過去問の解説 (2件)
01
塗装工事における素地ごしらえに関する問題です。
正しい記述です。
キーワード: 亜鉛めっき鋼、付着物除去、ワイヤーブラシ
説明: ワイヤーブラシによる手工具クリーニングは、亜鉛めっき面の軽微な付着物や汚れを除去するのに適しています。
誤った記述です。
キーワード: 吸込止め、パテ処理順序
説明: けい酸カルシウム板は非常に多孔で吸収性が高いため、パテ充填前に吸込止め材を塗布して基材の吸収を抑制します。
正しい記述です。
キーワード: 鉄鋼面、黒皮除去、ショットブラスト
説明: ショットブラスト処理は機械的に黒皮を効果的に除去できる方法です。
正しい記述です。
キーワード: 木部、節止め、パテ
説明: 木部の節部から樹脂などが滲み出すのを防ぐため、節止め材を先に塗布し、その後にパテ充填を行います。
各工法の施工順序を正しく覚えましょう!
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02
この問題では塗装工事における、素地ごしらえの適切な手順と方法を問われています。
軽度の付着物や軽微な錆の除去には、ワイヤーブラシによる機械的清掃が有効です。
よって正しい記述となります。
けい酸カルシウム板面では、吸込止めを先に塗布してから穴埋めやパテかけを行うのが正しい手順です。
多孔質なけい酸カルシウム板は吸水性が高いため、逆の手順ではパテが板に吸い込まれて十分な効果が得られません。
よって誤った記述となります。
鉄鋼面の黒皮(酸化皮膜)は塗装の密着性を阻害するため、完全に除去する必要があります。
ショットブラスト処理は、機械的に黒皮を除去する効果的な方法です。
よって正しい記述となります。
木部の穴埋めでは、節から樹脂が滲出して塗装に悪影響を与える可能性があります。
そのためまず節止めを行って、樹脂の滲出(シンシュツ)を防いでからパテ充填を行います。
よって正しい記述となります。
素地ごしらえでは、工程順序が重要になります。
特に多孔質材料のけい酸カルシウム板では、吸込止めを最初に行い、素地の吸水性をコントロールしてから後工程を進めることが塗装品質確保につながります。
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