大学入学共通テスト（地理歴史） 過去問
令和4年度（2022年度）追・再試験
問26 (世界史B（第5問） 問6)

誤りです。アメリカは1917年に第一次世界大戦に参戦しましたが、戦時中は兵士や軍需産業への需要が高まり、失業率はむしろ低下しました。戦争によって雇用が増えたため、この選択肢は事実と逆のことを述べています。

誤りです。ニューディール政策は1933年から始まりましたが、政府歳出が最大になるのは1939年ごろで、第二次世界大戦勃発直前の時期です。グラフ2を見ても、1933年の時点よりも後年の方が財政支出は大きくなっています。

「暗黒の木曜日」と呼ばれる、ニューヨークにおける株式相場の大暴落よりも後に、アメリカ合衆国の国内の失業率は最も高くなった。正解です。

誤りです。ワシントン会議は1921～1922年に開催されましたが、グラフ2を見ると、連邦政府の財政支出が最も少ないのは1924～1925年あたりです。会議の開催時期とはずれがあります。

戦時中は軍需景気により失業率はむしろ低下しましたので、誤りです。

ニューディール政策で歳出は増加しましたが、最大だったのは第一次世界大戦中の1918年頃でしたので、誤りです。

正しい内容です。【正解】

ワシントン会議の時期（1921～22年）には歳出は減少傾向にありましたが、最小ではなく、その後さらに低下していますので誤りです。