大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問68 (地理B(第1問) 問3)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問68(地理B(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

次の図1を見て、世界の自然環境に関する後の問いに答えよ。

世界の湖は、様々な成因により水深が異なり、また湖が位置する地域の気候により塩分に違いが生じている。次の表2中のカ~クは、図1中のP~Rのいずれかにおける最大水深と塩分を示したものである。カ~クとP~Rとの正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • カ:P  キ:Q  ク:R
  • カ:P  キ:R  ク:Q
  • カ:Q  キ:P  ク:R
  • カ:Q  キ:R  ク:P
  • カ:R  キ:P  ク:Q
  • カ:R  キ:Q  ク:P

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この過去問の解説 (1件)

01

深さと塩分の数値を手がかりにすると、カはアフリカ内陸の深い淡水湖、キはユーラシア内陸の大きな塩湖、クは北米の淡水湖に当たります。

図1の位置と照らし合わせると、組合せは
カ:P キ:Q ク:R
が最も適当です。

 

 


【各選択肢の説明】

・カ(最大水深1 471 m/塩分0.6 g)
東アフリカの大地溝帯にある湖は非常に深く、雨が多い熱帯なので塩分は低いです。

図1でアフリカ内陸を指すPと合います。

 

・キ(最大水深1 025 m/塩分12.8 g)
ユーラシア大陸の内陸にある閉じた湖は蒸発が強く、塩分が高くなります。

深さも大きいのが特徴で、図1のQ(カスピ海の位置)と一致します。

 

・ク(最大水深406 m/塩分0.1 g)
北米の高緯度に広がる氷河湖は中程度の深さで、ごく弱い塩分しか含みません。

図1のR(五大湖周辺)と結び付けられます。

選択肢1. カ:P  キ:Q  ク:R

正しいです。

選択肢2. カ:P  キ:R  ク:Q

誤りです。

選択肢3. カ:Q  キ:P  ク:R

誤りです。

選択肢4. カ:Q  キ:R  ク:P

誤りです。

選択肢5. カ:R  キ:P  ク:Q

誤りです。

選択肢6. カ:R  キ:Q  ク:P

誤りです。

まとめ

湖の塩分は流れ出る川があるか、乾燥して蒸発が強いかで変わります。

また、大地溝帯や氷河の掘り込みなど成り立ちで水深が決まります。

深く淡い湖→大地溝帯、深くて塩辛い湖→内陸の閉じた湖、中くらいの深さで淡水→氷河湖という関係を覚えておくと、世界の湖を見分けやすくなります。

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