大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和5年度(2023年度)本試験
問89 (地理B(第4問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和5年度(2023年度)本試験 問89(地理B(第4問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

インドと中国は地理的に連続しており、ともに人口が多く経済発展を遂げている。この地域に関する次の問いに答えよ。

次の図5は、インドと中国*における2000年と2017年の産業別GDPの割合を示したものである。図5中のJとKはインドと中国のいずれか、凡例サとシは運輸・通信業と農林水産業のいずれかである。インドと運輸・通信業との正しい組合せを、後の選択肢のうちから一つ選べ。
*台湾、ホンコン、マカオを含まない。
問題文の画像
  • インド:J  運輸・通信業:サ
  • インド:J  運輸・通信業:シ
  • インド:K  運輸・通信業:サ
  • インド:K  運輸・通信業:シ

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい組合せは、
「インド:J  運輸・通信業:シ」 です。

 


Jの棒グラフは2000年でも2017年でも「鉱・工業」の割合がKより小さく、「サービス業」と「農林水産業」を合わせた比率が大きいです。

これは製造業比率が中国より低く、農業・サービス比率が高いインドの特徴と一致します。

 

またJにおいて「サ」の部分は「シ」より明らかに大きく、2000年時点で2割弱あります。

2000年のインドはGDPに占める農業比率が25%前後と依然高かったため、この大きい部分が農林水産業=「サ」と判断できます。

よって残る「シ」が運輸・通信業となります。

選択肢1. インド:J  運輸・通信業:サ

誤りです。

選択肢2. インド:J  運輸・通信業:シ

正しい選択肢です。

選択肢3. インド:K  運輸・通信業:サ

誤りです。

選択肢4. インド:K  運輸・通信業:シ

誤りです。

まとめ

・K:鉱・工業45%前後で高止まり

⇒工業化が進んだ中国を示します。

 

・J:鉱・工業25%前後、農業比率がなお大きい

⇒インドに一致します。

 

「サ」:Jで2000年時点20%弱→インド農業比率に近いので、農林水産業です。

「シ」:残りの小さめの横縞パターン→運輸・通信業になります。

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