大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和6年度(2023年度)本試験
問35 (日本史B(第1問) 問2)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和6年度(2023年度)本試験 問35(日本史B(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

印刷の歴史について述べた次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料は、一部省略したり、書き改めたりしたところがある。)

印刷とは、墨などを塗った版を紙や布に押し付け、同じ文章や図像を複製する技術である。
日本最古の印刷物とされるのは、8世紀に作られた「百万塔陀羅尼」(写真1)である。『続日本紀』によると、a 光明皇太后と結びついて権力を握り太政大臣に相当する地位に就いた人物による兵乱が平定された後、木製の三重の小塔が100万基作られ、そのなかに陀羅尼経(仏典)が納められたという。
中世に入ると、京都や鎌倉の寺院などで印刷が行われる一方、中国大陸や朝鮮半島で印刷された書物が輸入された。仏典を集大成した大蔵経を日本側が朝鮮国王に求めた事例などからは、印刷物を通じたb 日本と朝鮮半島との交流を知ることができる。
印刷に使用する紙については、7世紀に朝鮮半島より製法が伝わったとされ、8世紀には律令体制のもとで地方でも生産された。中世になると、c 各地で生産された紙が商人によって運ばれ、広く流通していった。

下線部bに関して述べた次の文Ⅰ~Ⅲについて、古いものから年代順に正しく配列したものを、後のうちから一つ選べ。

Ⅰ  交易を目的として朝鮮の三浦に居住していた日本人らが、特権の縮小に反発して暴動を起こしたため、その後の通交は一時的に衰退した。
Ⅱ  全国を統一した人物が九州に本陣を置いて朝鮮半島に出兵した際に、朝鮮の金属活字が日本にもたらされた。
Ⅲ  倭寇の活動が活発化したため、朝鮮が倭寇の本拠地と考えた対馬を襲撃し、貿易が一時中断した。
問題文の画像
  • Ⅰ ― Ⅱ ― Ⅲ
  • Ⅰ ― Ⅲ ― Ⅱ
  • Ⅱ ― Ⅰ ― Ⅲ
  • Ⅱ ― Ⅲ ― Ⅰ
  • Ⅲ ― Ⅰ ― Ⅱ
  • Ⅲ ― Ⅱ ― Ⅰ

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