大学入学共通テスト(地理歴史) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問37 (日本史B(第1問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(地理歴史)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問37(日本史B(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

印刷の歴史について述べた次の文章を読み、後の問いに答えよ。(資料は、一部省略したり、書き改めたりしたところがある。)

活字印刷の技術は、16世紀後半に( ア )などを通じてもたらされ、17世紀前半にかけて活字(写真2)を用いた出版もなされた。徳川家康は、( イ )『吾妻鏡』を愛読しており、同書をはじめとした日本や中国の古典を出版させている。この出版事業によって、それまで秘蔵されていた書籍なども世に知られるようになった。
その後、木版印刷による商業出版がさかんになり、江戸時代後期にかけてのd 学問や文芸の発達を支えた。国学者の塙保己一は、各地の寺社や文庫、個人が所蔵する貴重な文献を収集し、日本の古典1200種類以上を網羅した叢書(そうしょ)である『群書類従』を刊行した。e 『群書類従』はその後の歴史研究においても必要不可欠な書物となっているが、その版木も、災害や戦火を経ながら、多くの人々の努力により現在まで受け継がれている(写真3)。

空欄( ア )( イ )に入る語句の組合せとして正しいものを、次のうちから一つ選べ。
問題文の画像
  • ア:イエズス会の宣教師  イ:鎌倉幕府の成立から中期までの時期を扱った史書である
  • ア:イエズス会の宣教師  イ:鎌倉幕府の滅亡とその後の内乱を題材とした軍記物である
  • ア:オランダ東インド会社の社員  イ:鎌倉幕府の成立から中期までの時期を扱った史書である
  • ア:オランダ東インド会社の社員  イ:鎌倉幕府の滅亡とその後の内乱を題材とした軍記物である

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この過去問の解説 (1件)

01

正しい組み合わせは

「ア:イエズス会の宣教師 イ:鎌倉幕府の成立から中期までの時期を扱った史書である」 です。

 

【各語句の検討】

ア:イエズス会の宣教師

活字印刷技術は、イエズス会の宣教師を通じて日本に伝わったことが歴史的に確認されています。

宣教師たちは日本に印刷技術をもたらし、それが日本の出版業の発展に貢献しました。

 

イ:鎌倉幕府の成立から中期までの時期を扱った史書である

『吾妻鏡』は日本の古典の一つであり、内容としては鎌倉幕府の成立から中期までの時期を扱った史書です。

軍記物ではなく、歴史書です。

選択肢1. ア:イエズス会の宣教師  イ:鎌倉幕府の成立から中期までの時期を扱った史書である

正しい選択肢です。

選択肢2. ア:イエズス会の宣教師  イ:鎌倉幕府の滅亡とその後の内乱を題材とした軍記物である

誤りです。

選択肢3. ア:オランダ東インド会社の社員  イ:鎌倉幕府の成立から中期までの時期を扱った史書である

誤りです。

選択肢4. ア:オランダ東インド会社の社員  イ:鎌倉幕府の滅亡とその後の内乱を題材とした軍記物である

誤りです。

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