大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問13 (現代社会(第2問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問13(現代社会(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

サトウさんは、大学のオープンキャンパスで、憲法の模擬授業に参加した。まず先生は、基本的人権には様々なものがあり、今なお発展し続けていることを説明した。そして、基本的人権を保障する主なあり方として、人権が法律により制限された場合に裁判所がその法律の合憲性を審査したり、国会が法律によって人権を具体化したりすることがあると述べた。サトウさんたち参加者は、これに関連する様々な問題について議論した。
次の問いに答えよ。

先生は、「国会によって制定された法律に違憲の疑いがある場合には、裁判所がそれを審査することがあります」と話を進めた。日本の違憲審査に関する記述として正しいものを次のア~ウからすべて選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、回答選択肢のうちから一つ選べ。

ア  最高裁判所による違憲審査の対象には、政令や省令も含まれる。
イ  最高裁判所のみならず、下級裁判所も、法律の違憲性を審査することができる。
ウ  最高裁判所は、法律が憲法に反しているか否かを、具体的な事件から離れて審査することができる。
  • アとイとウ
  • アとイ
  • アとウ
  • イとウ
  • 正しいものはない

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、最高裁判所の役割について基本的知識を押さえておく必要があります。

 

法律の違憲性については、最高裁判所のみならず下級裁判所においても審査することができます。また、最高裁判所は「憲法の番人」として違憲立法を最終的に判断します。憲法81条では「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。」と定められています。

 

法律が憲法に反しているか否かを、具体的な事件から離れて審査することを抽象的違憲審査制と呼ばれますが、日本ではこの制度は適用されていません。

 

選択肢1. アとイとウ

不適切

 

ア 〇 イ 〇

法律の違憲性については、最高裁判所のみならず下級裁判所においても審査することができます。また、最高裁判所は「憲法の番人」として違憲立法を最終的に判断します。憲法81条では「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。」と定められています。

 

ウ ×

法律が憲法に反しているか否かを、具体的な事件から離れて審査することを抽象的違憲審査制と呼ばれますが、日本ではこの制度は適用されていません。

選択肢2. アとイ

適切

 

ア 〇 イ 〇

法律の違憲性については、最高裁判所のみならず下級裁判所においても審査することができます。また、最高裁判所は「憲法の番人」として違憲立法を最終的に判断します。憲法81条では「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。」と定められています。

選択肢3. アとウ

不適切

 

ア 〇

法律の違憲性については、最高裁判所のみならず下級裁判所においても審査することができます。また、最高裁判所は「憲法の番人」として違憲立法を最終的に判断します。憲法81条では「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。」と定められています。

 

ウ ×

法律が憲法に反しているか否かを、具体的な事件から離れて審査することを抽象的違憲審査制と呼ばれますが、日本ではこの制度は適用されていません。

選択肢4. イとウ

不適切

 

イ 〇

法律の違憲性については、最高裁判所のみならず下級裁判所においても審査することができます

 

ウ ×

法律が憲法に反しているか否かを、具体的な事件から離れて審査することを抽象的違憲審査制と呼ばれますが、日本ではこの制度は適用されていません。

選択肢5. ア

不適切

 

ア 〇

法律の違憲性については、最高裁判所のみならず下級裁判所においても審査することができます。また、最高裁判所は「憲法の番人」として違憲立法を最終的に判断します。憲法81条では「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。」と定められています。

 

選択肢6. イ

不適切

 

イ 〇

法律の違憲性については、最高裁判所のみならず下級裁判所においても審査することができます。また、最高裁判所は「憲法の番人」として違憲立法を最終的に判断します。憲法81条では「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。」と定められています。

 

選択肢7. ウ

不適切

 

ウ ×

法律が憲法に反しているか否かを、具体的な事件から離れて審査することを抽象的違憲審査制と呼ばれますが、日本ではこの制度は適用されていません。

選択肢8. 正しいものはない

不適切

 

正しいものはない ×

 

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