大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問20 (現代社会(第4問) 問1)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問20(現代社会(第4問) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

次の会話文Ⅰを読み、後の問いに答えよ。

会話文Ⅰ
クリタ:先生、今度のクラスでの発表ですが、「起業が成功するためには何が重要か?」というテーマでやろうと思います。介護用ロボットの会社を経営している姉に、起業当時のa 資金調達のことについて聞く予定です。調べるなかで個人企業と会社の違いに関心をもちました。
先生:起業資金の調達方法から考えると次のような違いになりますね。個人企業の企業財産は通常、( A )によって拠出されます。一方、会社、特に株式会社の場合、b 株主は( B )となるので、事業に自ら参画するつもりのない人も出資しやすくなります。また、会社は銀行からの借入れにおいても( C )名義で借りることができます。会社の方が他人からお金を集めやすいということは確かです。
クリタ:株式会社は事業に直接参画しない人の出資があらかじめ想定されているのですね。

上の会話文Ⅰ中のA~Cに当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
  • A:従業員  B:有限責任  C:出資者
  • A:従業員  B:有限責任  C:法人
  • A:従業員  B:無限責任  C:出資者
  • A:従業員  B:無限責任  C:法人
  • A:事業主  B:有限責任  C:出資者
  • A:事業主  B:有限責任  C:法人
  • A:事業主  B:無限責任  C:出資者
  • A:事業主  B:無限責任  C:法人

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この過去問の解説 (1件)

01

個人企業と株式会社の経済的な違いについて問われている問題です。

 

個人企業の企業財産は通常、A事業主によって拠出されます。

一方、会社、特に株式会社の場合、株主はB有限責任となるので、事業に自ら参画するつもりのない人も出資しやすくなります。

また、会社は銀行からの借入れにおいてもC法人名義で借りることができます。

選択肢1. A:従業員  B:有限責任  C:出資者

不適当

通常、A従業員が企業財産に出資することはありません。

また、会社と出資者は別の存在です。C出資者名義で銀行から借入れを行うことはありません。

選択肢2. A:従業員  B:有限責任  C:法人

不適当

通常、A従業員が企業財産に出資することはありません。

選択肢3. A:従業員  B:無限責任  C:出資者

不適当

通常、A従業員が企業財産に出資することはありません。

また、株式会社と株主は別の存在です。株主は出資した金額以上の責任を負うこと(B無限責任)はありません。

そして、会社と出資者は別の存在です。C出資者名義で銀行から借入れを行うことはありません。

選択肢4. A:従業員  B:無限責任  C:法人

不適当

通常、A従業員が企業財産に出資することはありません。

また、株式会社と株主は別の存在です。株主は出資した金額以上の責任を負うこと(B無限責任)はありません。

選択肢5. A:事業主  B:有限責任  C:出資者

不適当

会社と出資者は別の存在です。c出資者名義で銀行から借入れを行うことはありません。

選択肢6. A:事業主  B:有限責任  C:法人

適当

全て適切です。

選択肢7. A:事業主  B:無限責任  C:出資者

不適当

株式会社と株主は別の存在です。株主は出資した金額以上の責任を負うこと(B無限責任)はありません。

また、会社と出資者は別の存在です。C出資者名義で銀行から借入れを行うことはありません。

選択肢8. A:事業主  B:無限責任  C:法人

不適当

株式会社と株主は別の存在です。株主は出資した金額以上の責任を負うこと(B無限責任)はありません。

まとめ

個人企業と会社には、資金調達の方法や責任範囲の他にも、税金や法的地位などに明らかな違いがあります。

それぞれ理解しておきましょう。

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