大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和5年度(2023年度)追・再試験
問86 (政治・経済(第3問) 問7)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和5年度(2023年度)追・再試験 問86(政治・経済(第3問) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

次のノートは、生徒Xが、生徒Yと一緒に「政治・経済」の授業を振り返りながら、学習したことをまとめたものの一部である。これに関して、後の問いに答えよ。

〇ある国のa 経済が発展する過程で、企業がb 政府の政策的な支援を受けることがある。
〇政府のc 財政基盤は、個人や法人の所得に課される税金、財・サービスなどを購入した場合に課される税金、d 貿易に課される税金、e 公債金などである。政府はそれらを使って、経済活動の活性化や個人間・地域間のf 経済格差の是正に努めている。
g 公共財h 公共サービスを供給することも、政府の重要な活動である。

下線部gについて、生徒Xは、社会環境が変われば公共財の状態も変化するのではないかと考え、次の事例ア~ウを想定した。これらの事例のうち、公共財としての公園が非排除性と非競合性の両方の性質を保つことができている事例として正しいものはどれか。当てはまるものをすべて選び、その組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

ア  地方自治体が管理し市民が無料で利用していた公園の近くに、企業がテーマパークを作った。それ以降、公園は地方自治体が管理しつつ誰も利用しない状態になった。
イ  地方自治体が管理し市民が無料で利用していた公園を、企業が社会貢献の一環として管理する状況になった。それ以降、地方自治体が管理していた時と同じ利用方法のままで企業の管理が続いた。
ウ  地方自治体が管理する公園を市民に無料で開放していたが、多くの人が利用して公園内に荒れ地が目立つようになった。それ以降、地方自治体が公園への入場料金を徴収し管理するようになった。
  • アとイ
  • アとウ
  • イとウ
  • アとイとウ

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この過去問の解説 (1件)

01

非排除性の性質を保つことができているとは、

料金を支払わない人でも公園を利用することができるということです。

 

非競合性の性質を保つことができているとは、

公園を不特定多数の人が同時に利用できるということです。

 

ア…正しい

不特定多数の人が同時に無料で公園を利用できるため、

公共財としての公園が非排除性と非競合性の両方の性質を保つことができています。

 

イ…正しい

不特定多数の人が同時に無料で公園を利用できるため、

公共財としての公園が非排除性と非競合性の両方の性質を保つことができています。

 

ウ…誤り

入場料金を支払わない人は公園を利用できないため、

非排除性を保つことができていません

選択肢1. ア

不適当

アに加えてイも正しいです。

選択肢2. イ

不適当

イに加えてアも正しいです。

選択肢3. ウ

不適当

ウは誤りです。

選択肢4. アとイ

適当

その通りです。

選択肢5. アとウ

不適当

アに加えてイも正しいです。

ウは誤りです。

選択肢6. イとウ

不適当

イに加えてアも正しいです。

ウは誤りです。

選択肢7. アとイとウ

不適当

ウは誤りです。

まとめ

公共財についての重要語句を理解しておきましょう。

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