大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問3 (現代社会(第1問) 問3)
問題文
戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。
現代社会の授業で、先生は上のユネスコ憲章の前文を見せて、言いました。
「歴史的に、戦争は国家間で行われてきました。しかし、ユネスコ憲章では、戦争と平和の問題は、私たち個人の問題であるとされています。個人と国家とはどのような関係にあるでしょうか。また、戦争を防止または終結させるために、私たち個人や国家、さらには国際機関は、何をすべきでしょうか。」
翌週、3人の生徒がそれぞれ、発表プリントを用いて発表を行いました。
発表プリント
同じ国籍を有する者どうしでも、b 民族間のc 偏見や差別的思想が原因となって内戦が生じることがある。国家間の戦争だけでなく、内戦においても、d 人道に反するe ジェノサイド(集団殺害犯罪)が発生することがあった。
ジェノサイドを行った個人は、国際法上、刑事責任を負う。ニュルンベルク国際軍事裁判所は、国際法上の犯罪は、国家のような抽象的な実体によってではなく、人間によって行われるものであるから、そのような犯罪をおかした個人を処罰することによってのみ、国際法を実現することができる、との判断を示した。
下線部bに関して、民族や文化に関連する記述として適当でないものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問3(現代社会(第1問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
戦争は人の心の中で生れるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。
現代社会の授業で、先生は上のユネスコ憲章の前文を見せて、言いました。
「歴史的に、戦争は国家間で行われてきました。しかし、ユネスコ憲章では、戦争と平和の問題は、私たち個人の問題であるとされています。個人と国家とはどのような関係にあるでしょうか。また、戦争を防止または終結させるために、私たち個人や国家、さらには国際機関は、何をすべきでしょうか。」
翌週、3人の生徒がそれぞれ、発表プリントを用いて発表を行いました。
発表プリント
同じ国籍を有する者どうしでも、b 民族間のc 偏見や差別的思想が原因となって内戦が生じることがある。国家間の戦争だけでなく、内戦においても、d 人道に反するe ジェノサイド(集団殺害犯罪)が発生することがあった。
ジェノサイドを行った個人は、国際法上、刑事責任を負う。ニュルンベルク国際軍事裁判所は、国際法上の犯罪は、国家のような抽象的な実体によってではなく、人間によって行われるものであるから、そのような犯罪をおかした個人を処罰することによってのみ、国際法を実現することができる、との判断を示した。
下線部bに関して、民族や文化に関連する記述として適当でないものを、次の回答選択肢のうちから一つ選べ。
- 国連総会において、先住民族が独自の文化を保持・発展すること等を認めた先住民族の権利に関する宣言が採択された。
- 国連総会において、植民地独立付与宣言が採択され、アジアやアフリカにおいては独立を果たす国が相次いだ。
- 既存の文化や伝統を批判するような若者文化は、対抗文化(カウンター・カルチャー)としての側面をもつ。
- エスノセントリズムとは、それぞれの民族が有する固有の文化や宗教、生活様式を認め、互いにそれらを尊重し共生を目指す思考や態度を指す。
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