大学入学共通テスト(公民) 過去問
令和6年度(2024年度)追・再試験
問80 (政治・経済(第2問) 問8)

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問題

大学入学共通テスト(公民)試験 令和6年度(2024年度)追・再試験 問80(政治・経済(第2問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

生徒Xと生徒Yは、大学の教員による市民講座に参加した。次に示したものは、そのプログラムの一部である。これに関して、後の問いに答えよ。

a 国富とは何か  講師:J准教授  教室:101
b 循環型社会の形成  講師:K教授  教室:102
c 国債残高の増大とその課題  講師:L准教授  教室:103
日本のd FTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)  講師:M准教授  教室:104
諸外国とのe 経済協力における課題と展望  講師:N准教授  教室:201
f グローバル化時代の雇用・労働問題  講師:O教授  教室:202
g 食の安全のために  講師:P教授  教室:203
h 社会保障を考える  講師:Q教授  教室:204

生徒Xは、下線部hに関心をもち、社会保障制度がどのように生まれ、展開してきたかを示す次のメモを作成した。メモ中の空欄ア〜ウには後の記述a~cのいずれかが当てはまる。空欄ア〜ウに当てはまるものの組合せとして最も適当なものを、後の回答選択肢のうちから一つ選べ。

病気やけが、失業などの生活上の問題で、私たちは誰もが貧困に陥る可能性がある。人々が安心して暮らせる社会をつくるために必要なセーフティネットが社会保障制度であり、その主要なものとして公的扶助制度と社会保険制度がある。
17世紀初頭にイギリスで制定されたエリザベス救貧法では、( ア )。これは、現在の公的扶助制度の原型ともいわれる。他方の社会保険制度は、19世紀後半にドイツで初めて創設された。
20世紀に入って、国民の生存権を保障する観点から、体系的な社会保障制度を構築する必要性が認識されるようになった。1942年にイギリスで発表されたベバリッジ報告においては、( イ )。また、1944年にILO(国際労働機関)総会で採択されたフィラデルフィア宣言では、( ウ )。
このように、救貧という考え方から人間の基本的権利としての社会保障という考え方へと変化していく中で、時間をかけて社会保障制度の体系化が進められてきた。しかしながら、各国における財政状況の悪化や少子高齢化の進行などにより、社会保障制度は転機を迎えている。

a  国家の責任において、国民に最低限度の生活水準の保障がなされるべきとされた
b  所得や医療などの面で、社会保障の充実を図っていくことが国際的な原則とされた
c  国家の恩恵として、働くことができない貧困者を救済、保護することとされた
  • ア ― a  イ ― b  ウ ― c
  • ア ― a  イ ― c  ウ ― b
  • ア ― b  イ ― a  ウ ― c
  • ア ― b  イ ― c  ウ ― a
  • ア ― c  イ ― a  ウ ― b
  • ア ― c  イ ― b  ウ ― a

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