大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和4年度(2022年度)追・再試験
問20 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問3)
問題文
aを5<a<10を満たす実数とする。長方形ABCDを考え、AB=CD=5、BC=DA=aとする。
次のようにして、長方形ABCDの辺上に4点P、Q、R、Sをとり、内部に点Tをとることを考える。
辺AB上に点Bと異なる点Pをとる。辺BC上に点Qを∠BPQが45°になるようにとる。Qを通り、直線PQと垂直に交わる直線をlとする。lが頂点C、D以外の点で辺CDと交わるとき、lと辺CDの交点をRとする。
点Rを通りlと垂直に交わる直線をmとする。mと辺ADとの交点をSとする。点Sを通りmと垂直に交わる直線をnとする。nと直線PQとの交点をTとする。
(1)a=6のとき、lが頂点C、D以外の点で辺CDと交わるときのAPの値の範囲は0≦AP<( ア )である。
このとき、四角形QRSTの面積の最大値は( イウ )/( エ )である。
a=8のとき、四角形QRSTの面積の最大値は( オカ )である。

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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和4年度(2022年度)追・再試験 問20(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
aを5<a<10を満たす実数とする。長方形ABCDを考え、AB=CD=5、BC=DA=aとする。
次のようにして、長方形ABCDの辺上に4点P、Q、R、Sをとり、内部に点Tをとることを考える。
辺AB上に点Bと異なる点Pをとる。辺BC上に点Qを∠BPQが45°になるようにとる。Qを通り、直線PQと垂直に交わる直線をlとする。lが頂点C、D以外の点で辺CDと交わるとき、lと辺CDの交点をRとする。
点Rを通りlと垂直に交わる直線をmとする。mと辺ADとの交点をSとする。点Sを通りmと垂直に交わる直線をnとする。nと直線PQとの交点をTとする。
(1)a=6のとき、lが頂点C、D以外の点で辺CDと交わるときのAPの値の範囲は0≦AP<( ア )である。
このとき、四角形QRSTの面積の最大値は( イウ )/( エ )である。
a=8のとき、四角形QRSTの面積の最大値は( オカ )である。

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この過去問の解説 (1件)
01
前までの問題と全く同じ解き方です。
AP=xとして辺の長さを求めると、
PB =5-x
PB=PQより、
BQ=5-x
BC=8より、
QC=BC-BQ=8-(5-x)=3+x
QC=CRより、
CR=3+x
CD=5より
RD=5-(3+x)=2-x
となります。
また、四角形が存在するxの値の範囲を求めておきましょう。
RD>0となるのは
2-x>0 つまり x<2です。
よって、0≦x<2の範囲にxがあれば四角形が存在します。
ここで四角形の面積をもとめます。三平方の定理(1:1:√2)より
QR=√2QC, RS=√2RD
を用います。
四角形の面積をSとおくと、
S=QR×RS=√2QC×√2RD=2QC×RD=2(3+x)(2-x)=-2(x+3)(x-2)=-2(x2+x-6)
これを平方完成すると、
-2{ (x+1/2)2-(25/4) }=-2(x+1/2)2+(25/2)
となり、
x=-(1/2)のとき、最大値25/2を取ります。
しかしx<0となるので、この値では点PはAB上に存在しません。
ここで、
y=-2(x+1/2)2+(25/2)
のグラフ(下)で考えます。
0≦x<2の範囲でyの値が最大となるのは、グラフよりx=0のときです。
このときのyの値は、
y=-2(1/2)2+(25/2)=12
よって、x=0のとき最大値12を取ります。
最大値は12なので誤りです。
最大値は12なので誤りです。
最大値は12なので正解です。
最大値は12なので誤りです。
四角形を形成するのに必要なxの条件を忘れないように考慮しましょう。
また二次関数の値に関する問題はグラフを使って視覚的に解くことも多くあるので、慣れておきましょう。
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