大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)本試験
問25 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問2)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)本試験 問25(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

箱の中にカードが2枚以上入っており、それぞれのカードにはアルファベットが1文字だけ書かれている。この箱の中からカードを1枚取り出し、書かれているアルファベットを確認してからもとに戻すという試行を繰り返し行う。

(1)箱の中に[A]、[B]のカードが1枚ずつ全部で2枚入っている場合を考える。
以下では、2以上の自然数nに対し、n回の試行でA、Bがそろっているとは、n回の試行で[A]、[B]のそれぞれが少なくとも1回は取り出されることを意味する。

(ⅱ)3回の試行でA、Bがそろっている確率を求める。
例えば、3回の試行のうち[A]を1回、[B]を2回取り出す取り出し方は3通りあり、それらをすべて挙げると画像のようになる。

このように考えることにより、3回の試行でA、Bがそろっている取り出し方は( ウ )通りあることがわかる。よって、3回の試行でA、Bがそろっている確率は( ウ )/23である。

( ウ )にあてはまるものを1つ選べ。
問題文の画像
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、同じ条件で試行を繰り返す「反復試行」の確率に関する問題です。
特に「A、Bがそろう」、つまり「少なくともAとBが1回ずつ出る」という条件を満たす場合の数と確率を考えます。
このような「少なくとも〜」という条件がある問題では、その反対の事柄である「余事象」を考えます。

選択肢4. 6

まず、3回の試行で起こりうるすべての取り出し方を考えます。
1回の試行につき、[A]か[B]の2通りの結果があるので、
3回の試行では、23=8通りの場合があります。

次に、「A、Bがそろう」の余事象、つまり「A、Bがそろわない」場合を考えます。
これは、
・「3回ともAだけが出る」場合
・「3回ともBだけが出る」場合
の2つのパターンしかありません。

「3回ともAだけが出る」のは(A,A,A)の1通りです。
「3回ともBだけが出る」のは(B,B,B)の1通りです。

よって、A、Bがそろわない場合の数は、1+1=2通りです。

したがって、A、Bがそろう場合の数は、すべての場合の数から、そろわない場合の数を引けばよいので、
8-2=6通り
 

参考になった数0