大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問4 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問4)
問題文
地点Aと地点Bが一般道路[あ](以下、道路[あ])と高速道路[い](以下、道路[い])でつながっている。車の制限速度は、道路[あ]が時速30kmで、道路[い]が時速80kmである。道路[あ]におけるAからBまでの道のりは75kmであり、道路[い]におけるAからBまでの道のりは48kmである。
道路[あ]上に地点Pがあり、道路[あ]におけるPからAまでの道のりは10kmである。また、地点Qは道路[あ]においてPとBの間にある。ただし、Qは、P、Bのいずれとも異なる地点である。
太郎さんは、PからQに車で行くことになった。PからQに行くには、Pから道路[あ]だけを通ってQに行く経路1と、Pから道路[あ]を通ってAに行き、Aから道路[い]を通ってBに行き、Bから道路[あ]を通ってQに行く経路2がある。
道路[あ]におけるPからQまでの道のりがどれくらいであれば、経路2を選ぶ方が経路1を選ぶより短い時間でQに到着できるかを考えたい。ただし、車はつねに制限速度で走るものとする。
道路[あ]において、PからQまでの道のりをxkmとすると、PからAまでの道のりが10kmであり、PとBの間にQがあることからx<65である。

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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問4(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
地点Aと地点Bが一般道路[あ](以下、道路[あ])と高速道路[い](以下、道路[い])でつながっている。車の制限速度は、道路[あ]が時速30kmで、道路[い]が時速80kmである。道路[あ]におけるAからBまでの道のりは75kmであり、道路[い]におけるAからBまでの道のりは48kmである。
道路[あ]上に地点Pがあり、道路[あ]におけるPからAまでの道のりは10kmである。また、地点Qは道路[あ]においてPとBの間にある。ただし、Qは、P、Bのいずれとも異なる地点である。
太郎さんは、PからQに車で行くことになった。PからQに行くには、Pから道路[あ]だけを通ってQに行く経路1と、Pから道路[あ]を通ってAに行き、Aから道路[い]を通ってBに行き、Bから道路[あ]を通ってQに行く経路2がある。
道路[あ]におけるPからQまでの道のりがどれくらいであれば、経路2を選ぶ方が経路1を選ぶより短い時間でQに到着できるかを考えたい。ただし、車はつねに制限速度で走るものとする。
道路[あ]において、PからQまでの道のりをxkmとすると、PからAまでの道のりが10kmであり、PとBの間にQがあることからx<65である。

- キク:60 ケコ:20
- キク:75 ケコ:30
- キク:80 ケコ:30
- キク:95 ケコ:20
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 キク:75 ケコ:30
短い解説
(75-x)kmの道のりを30km/hで走ると何時間かかるかを問う問題です。
「道のり÷速さ」を計算して、答えは「キク:75 ケコ:30」となります。
詳細な解説
まず、問題の全体像を把握しましょう。
「短いがスピードを出せない道」と「長いがスピードを出せる道」のどちらを
利用した方がよいかを考察する問題です。
最終的にxについての不等式を解く問題となっています。
長い問題文を読む前に、まず図を見つつ、何がxと置かれているのかを確認すると
問題を素早く把握できます。PQ間の道のりがxkmと置かれています。
情報を整理すると以下のようになります(図に書き込むといいでしょう)。
[あ]の制限速度:30km/h [い]の制限速度:80km/h
[あ]の方のAB間:75km [い]の方のAB間:48km
AP間:10km PQ間:xkm QB間:(65-x)km
経路2のうち、道路[あ]の占める道のりは(75-x)kmで、
車はその道のりを道路[あ]の制限速度30km/hで走るので、
経路2を通っているときに[あ]を通っている時間は
「道のり÷速さ」を計算して「((75-x)/30)時間」となります。
よって答えは「キク:75 ケコ:30」となります。
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