大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問6 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問6)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問6(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( ス )、( セソ )にあてはまるものを1つ選べ。

地点Aと地点Bが一般道路[あ](以下、道路[あ])と高速道路[い](以下、道路[い])でつながっている。車の制限速度は、道路[あ]が時速30kmで、道路[い]が時速80kmである。道路[あ]におけるAからBまでの道のりは75kmであり、道路[い]におけるAからBまでの道のりは48kmである。
道路[あ]上に地点Pがあり、道路[あ]におけるPからAまでの道のりは10kmである。また、地点Qは道路[あ]においてPとBの間にある。ただし、Qは、P、Bのいずれとも異なる地点である。
太郎さんは、PからQに車で行くことになった。PからQに行くには、Pから道路[あ]だけを通ってQに行く経路1と、Pから道路[あ]を通ってAに行き、Aから道路[い]を通ってBに行き、Bから道路[あ]を通ってQに行く経路2がある。
道路[あ]におけるPからQまでの道のりがどれくらいであれば、経路2を選ぶ方が経路1を選ぶより短い時間でQに到着できるかを考えたい。ただし、車はつねに制限速度で走るものとする。
道路[あ]において、PからQまでの道のりをxkmとすると、PからAまでの道のりが10kmであり、PとBの間にQがあることからx<65である。
問題文の画像
  • ス:<  セソ:20
  • ス:<  セソ:30
  • ス:>  セソ:20
  • ス:>  セソ:30

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この過去問の解説 (1件)

01

解答 ス:<  セソ:30

 

解説

まず直前の問題の解説を一部再掲しておきます。

「短いがスピードを出せない道」と「長いがスピードを出せる道」のどちらを

利用した方がよいかを考察する問題です。

 

最終的にxについての不等式を解く問題となっています。

長い問題文を読む前に、まず図を見つつ、何がxと置かれているのかを確認すると

問題を素早く把握できます。PQ間の道のりがxkmと置かれています。

 

情報を整理すると以下のようになります(図に書き込むといいでしょう)。

[あ]の制限速度:30km/h [い]の制限速度:80km/h

[あ]の方のAB間:75km [い]の方のAB間:48km

AP間:10km PQ間:xkm QB間:(65-x)km

 

立てたい不等式は、

(経路2の所要時間)<(経路1の所要時間)

です。

 

経路2の所要時間は前問までで求めた通り、

「(((75-x)/30)+(3/5))時間」です。

 

経路1の所要時間は、PQ間を[あ]の制限速度で走るので、

「(x/30)時間」です。

 

よって立てたい不等式は

((75-x)/30)+(3/5)<x/30

であり、答えは「ス:< セソ:30」となります。

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