大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問19 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問5)
問題文
花子さんと太郎さんは、絶対値を含む関数のグラフを考えている。
(2)花子さんと太郎さんは、(1)を振り返って、グラフのおおよその形をより簡単に知る手順を、関数
y=−(1/8)|x2−9|−(1/8)x2+x ・・・・・②
を例にして考えている。
花子:①の関数のグラフを考えるのは大変だったね。おおよその形でよいから、あまり計算せずに簡単に知ることはできないかな。
太郎:②の関数も①の関数と同じようにx2の項が消えて1次関数となるようなxの値の範囲があるね。具体的には、x2−9<0となるxの値の範囲でxの係数が正の1次関数になっているよ。
花子:逆にx2−9>0となるxの値の範囲では、x2の係数が負の2次関数になっているよ。
太郎:それらを合わせると、②の関数のグラフは、真ん中が右上がりの直線の一部、両側が上に凸の放物線の一部になっているよ。
花子:このように考えていけば、あまり計算をしなくても、おおよその形は簡単にわかるね。
関数y=−(1/8)|x2−9|−(1/8)x2+xのグラフは( ケ )である。
次の関数のグラフについても考えてみよう。
・関数y=(1/8)|x2−9|−(1/8)x2+xのグラフは( コ )である。
・関数y=(1/8)|x2+2√5x−4|+(1/8)(x2+2√5x)のグラフは( サ )である。
( コ )については、最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。なお、x軸とy軸は省略しているが、x軸は右方向、y軸は上方向がそれぞれ正の方向である。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問19(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
花子さんと太郎さんは、絶対値を含む関数のグラフを考えている。
(2)花子さんと太郎さんは、(1)を振り返って、グラフのおおよその形をより簡単に知る手順を、関数
y=−(1/8)|x2−9|−(1/8)x2+x ・・・・・②
を例にして考えている。
花子:①の関数のグラフを考えるのは大変だったね。おおよその形でよいから、あまり計算せずに簡単に知ることはできないかな。
太郎:②の関数も①の関数と同じようにx2の項が消えて1次関数となるようなxの値の範囲があるね。具体的には、x2−9<0となるxの値の範囲でxの係数が正の1次関数になっているよ。
花子:逆にx2−9>0となるxの値の範囲では、x2の係数が負の2次関数になっているよ。
太郎:それらを合わせると、②の関数のグラフは、真ん中が右上がりの直線の一部、両側が上に凸の放物線の一部になっているよ。
花子:このように考えていけば、あまり計算をしなくても、おおよその形は簡単にわかるね。
関数y=−(1/8)|x2−9|−(1/8)x2+xのグラフは( ケ )である。
次の関数のグラフについても考えてみよう。
・関数y=(1/8)|x2−9|−(1/8)x2+xのグラフは( コ )である。
・関数y=(1/8)|x2+2√5x−4|+(1/8)(x2+2√5x)のグラフは( サ )である。
( コ )については、最も適当なものを、次のうちから一つ選べ。なお、x軸とy軸は省略しているが、x軸は右方向、y軸は上方向がそれぞれ正の方向である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
解答 コ:(グラフを選択する問題につきここでは割愛)
簡潔な解説
y=(1/8)|x2−9|−(1/8)x2+xのグラフを選択する問題です。
直前の問題であるケと比較すると、
絶対値の前についている符号が逆転しているだけなので、
ケと場合分けを逆転させたグラフがコの答えになります。
詳細な解説
直前の2人の会話と同様に考えます。
x2−9<0のとき、つまり−3<x<3のとき、
y=−(1/8)(x2−9)−(1/8)x2+x=(−1/4)x2+x+9/8
より、x2の係数が負の2次関数になります。
x2−9>0のとき、つまりx<−3,3<xのとき、
y=(1/8)(x2−9)−(1/8)x2+x=x−9/8
より、xの係数が正の1次関数になります。
よって、両側が右上がりの直線の一部、
真ん中が上に凸の放物線の一部になるようなグラフを選択します。
ケの正解はこの選択肢でした。コの正解と範囲が逆転したものになっています。
この選択肢がコの答えとなります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問18)へ
令和6年度(2024年度)追・試験 問題一覧
次の問題(問20)へ