大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問35 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問9)
問題文
このとき、1枚目のタイルは壁の左下の隅に貼られることになる。また、2枚目のタイルを貼る位置の候補は、1枚目のタイルのすぐ右かすぐ上の2箇所となる。同様に考えると、4枚目のタイルを貼るまでのタイルの配置は、図1のようになる。ただし、図1における矢印はタイルの配置の推移を表している。なお、3枚目から4枚目の間の矢印は省略している。
以下、タイルの配置を、単に配置という。
(4)6枚目のタイルを貼った時点での配置を考える。
6枚目のタイルを貼った時点での配置が図2となる確率は( ツ )/( テト )である。
( ツ )、( テト )にあてはまるものを1つ選べ。

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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問35(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)
このとき、1枚目のタイルは壁の左下の隅に貼られることになる。また、2枚目のタイルを貼る位置の候補は、1枚目のタイルのすぐ右かすぐ上の2箇所となる。同様に考えると、4枚目のタイルを貼るまでのタイルの配置は、図1のようになる。ただし、図1における矢印はタイルの配置の推移を表している。なお、3枚目から4枚目の間の矢印は省略している。
以下、タイルの配置を、単に配置という。
(4)6枚目のタイルを貼った時点での配置を考える。
6枚目のタイルを貼った時点での配置が図2となる確率は( ツ )/( テト )である。
( ツ )、( テト )にあてはまるものを1つ選べ。

- ツ:3 テト:25
- ツ:5 テト:27
- ツ:7 テト:27
- ツ:9 テト:25
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この過去問の解説 (1件)
01
解答 ツ:5 テト:27
解説
以下では、
・○を経由する確率をP(○)
・△を経由したという条件のもとで☆を経由する条件付き確率をP△(☆)
・▲を経由してかつ★を経由する確率をP(▲∩★)
と書くことにします。また、
・2枚目を貼った時点でのAでない方の配置をA'
・4枚目を貼った時点での図1のFの1つ下の配置をE'
・図2の配置をX
と呼ぶことにします。
この問題で求めたいのはP(X)です。
Xの状態になるにはE、E'、Fのいずれかを経由する必要があります。
3通りに場合分けして考えます。
(i)Eを経由する場合
前問で
P(E)=7/24
と求めました。また、4枚目から6枚目までの流れを考えると、
PE(X)=(1/3)・(1/3)+(1/3)・(1/3)=2/9
と分かります。よって
P(E∩X)=P(E)PE(X)=(7/24)・(2/9)=7/108
となります。
(ii)E'を経由する場合
(i)と同様に考えて P(E'∩X)=7/108 となります。
(iii)Fを経由する場合
前問で
P(F)=1/6
と求めました。また、4枚目から6枚目までの流れを考えると、
PF(X)=(1/2)・(1/3)+(1/2)・(1/3)=1/3
と分かります。よって
P(F∩X)=P(F)PF(X)=(1/6)・(1/3)=1/18
となります。
(i)(ii)(iii)より、
P(X)
=P(E∩X)+P(E'∩X)+P(F∩X)
=(7/108)+(7/108)+(1/18)
=(7/54)+(3/54)
=10/54
=5/27
となります。
よって答えは「ツ:5 テト:27」となります。
補足
以下はP(E)とP(F)の解説です(前問より引用)。
P(E)は以下のようにして求めます。
P(F)は以下のようにして求めます。
この選択肢が答えとなります。
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