看護師の過去問
第103回
午前 問85

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問題

看護師国家試験 第103回 午前 問85 (訂正依頼・報告はこちら)

予防接種法において定期予防接種の対象となっている疾患はどれか。2つ選べ。
※予防接種法の改正(平成25年)により、水痘ワクチン(平成26年10月〜)とB型ワクチン(平成28年10月〜)も定期接種となりました。
この設問は平成26年に出題された設問になり、改正前の予防接種法に基づき出題されています。
  • 結核(tuberculosis)
  • 水痘(varicella)
  • 風しん(rubella)
  • B型肝炎(hepatitis B)
  • 流行性耳下腺炎(mumps)

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この過去問の解説 (3件)

01

予防接種法によって定期予防接種が行われるのは、百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ、麻疹、風疹、日本脳炎、結核、インフルエンザ菌b型、ヒトパピローマウイルス、小児用肺炎球菌、水痘、高齢者用肺炎球菌。 よって、正解は1、3となります。

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02

この試験は、2014年2月16日に実施しています。

この時点での正解は、1と3です。

水痘とB型肝炎も定期予防接種の対象として追加されました。詳しくは、下記の厚生労働省のサイトを参照しましょう。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kihonteki_keikaku/index_00001.html

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03

この設問のときの選択肢は1.結核3.風疹の2つでしたが、2016年10月から、水痘ワクチンも定期接種となりました。
さらに同日から平成28年4月1日以降に産まれた子どもに限りB型肝炎ワクチンについても定期接種となりました。
参照元:厚生労働省 水痘
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/index.html
参照元:NIID国立感染症研究所 B型肝炎ワクチンの定期接種について
URL:https://www.niid.go.jp/niid/ja/allarticles/surveillance/2347-iasr/related-articles/related-articles-438/6679-438r06.html

定期接種とは、法律に基づいて自治体が主体となって行う予防接種です。補助が出て、無料で摂取できます。無料にするから予防接種を受けてください、ということですね。予防接種を受けることで、集団での病気の予防を目的としています。

1.結核はBCGで予防できます。ハンコ注射です。生後1歳に至るまでの乳児が対象です。
2.水痘とはいわゆる水ぼうそうです。水痘・帯状疱疹ウイルスによって感染するのを予防します。
3.風しんはいわゆる三日はしかと言われるものです。妊婦が妊娠初期にかかると、先天性風疹症候群といって、先天性心疾患、難聴、白内障などをもつ子どもが生まれる可能性があります。麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)として接種されています。
4.B型肝炎はB型肝炎を予防するワクチンです。
5.流行性耳下腺炎(ムンプス)とは、いわゆるおたふくかぜのことです。合併症として無菌性髄膜炎や難聴(ムンプス難聴)を起こすことがあり、ムンプス難聴はおたふくかぜにかかった1000人に1人に起こるともいわれています。また、思春期・成人男子がかかると睾丸炎を起こすこともあります。

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