看護師の過去問
第103回
午後 問141

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問題

看護師国家試験 第103回 午後 問141 (訂正依頼・報告はこちら)

点滴静脈内注射の血管外漏出で注意すべき初期症状はどれか。
  • 疼痛
  • 水疱
  • 潰瘍
  • 皮膚壊死

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この過去問の解説 (3件)

01

1.○
 静注の血管外漏出を起こした場合、初期症状は疼痛、発赤、腫脹です。点滴中は刺入部の観察が必須です。

2.×
 水泡は抗がん剤などの血管外漏出で起こります。
 初期症状は1と同じ→水泡→潰瘍→皮膚壊死の順に移行していきます。

3.×
 潰瘍は水泡の後に形成されます。

4.×
 皮膚壊死が起こり、さらに重症化するとケロイド化します。運動制限が出る場合などは外科的手術が必要になることもあります。

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02

1. 〇
漏出後すぐに患者から疼痛の訴えで血管外漏出が発見されることも多いです。

2.✖
水疱は漏出後、しばらくして発生します。

3. ✖
皮膚障害が強いと水疱から潰瘍になります。

4.✖
血管漏出後、症状が増悪すると最終的に壊死形成します。

血管外漏出の兆候に、疼痛、発赤、紅潮、浸潤、腫脹などがあり、点滴の滴下不良が起こります。
一般の輸液や抗生剤は急性の炎症反応が起きた後、時間とともに消失しますが、抗がん剤や溶液の濃度漏出量などで皮膚障害が高度になると、発熱、強度の疼痛、水疱、潰瘍形成、皮膚壊死がみらます。

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03

点滴が血管外に漏出するとまず患者は疼痛を自覚します。薬液の種類にもよりますが、その後水泡形成、潰瘍、皮膚壊死などを起こしてしまう恐れがあります。

血管の走行にそって発赤を伴うことがあるので点滴滴下中は挿入部位の観察が必要です。

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