看護師の過去問
第103回
午後 問146

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問題

看護師国家試験 第103回 午後 問146 (訂正依頼・報告はこちら)

食道について正しいのはどれか。
  • 厚く強い外膜で覆われる。
  • 粘膜は重層扁平上皮である。
  • 胸部では心臓の腹側を通る。
  • 成人では全長約50cmである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.×
 食道の外膜は薄いです。
 食道壁は、内側から粘膜、筋層、外膜の3重構造です。

2.○
 粘膜は重層扁平上皮です。

3.×
 胸部では心臓の背側を通ります。
 胸大動脈の右側に並び、胸部下部でその前をこえ左に寄って、横隔膜の食道裂孔を通過します。

4.×
 長さは24~25cmです。

参考になった数2

02

成人の場合は食道の長さは約25㎝程度ですので、4.の選択肢は×となります。

食道壁は粘膜、筋層、外膜の構造になっていて、外膜は薄い構造であることから1.の選択肢も×です。

胸部では心臓の背側を通っている構造ですから、3.についても×となります。

食道の粘膜構造に関しては縦走したヒダを形成し、重曹扁平上皮となっていますので、正解は2.となります。

参考になった数2

03

1.✖
食道壁は内側から粘膜(粘膜上皮・粘膜固有層・粘膜筋板・粘膜下層)、固有筋層、外膜の3層に分かれています。

2.〇
食道の粘膜は重層扁平上皮です。

3.✖
食道は輪状軟骨の下縁、第6胸椎レベルの高さから始まり、横隔膜の食道裂孔をすぎ、食道胃接合部で胃に移行します。

■隣接する臓器
頸部食道―前方に気管・甲状腺
胸部―上部で気管の背側、分岐部近くで大動脈弓と左気管支が食道の左前側方
分岐部―下では心嚢・左心房が左前側方に隣接

4.✖
成人では全長約25㎝です。

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