看護師の過去問
第103回
午後 問147

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問題

看護師国家試験 第103回 午後 問147 (訂正依頼・報告はこちら)

遺伝子について正しいのはどれか。
  • DNAは体細胞分裂の前に複製される。
  • DNAは1本のポリヌクレオチド鎖である。
  • DNAの遺伝子情報からmRNAが作られることを翻訳という。
  • RNAの塩基配列に基づきアミノ酸がつながることを転写という。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.○
 体細胞分裂では、DNAのコピーを細胞分裂前に行い、このことを「複製」といいます。

2.×
 DNAは、二重らせん構造であり、ポリヌクレオチド鎖が2本より合わさって形成されます。

3.×
 DNAからmRNAへコピーされることを「転写」といいます。

4.×
 RNA(リボ核酸)の塩基配列を元にタンパク質がつくられます。これを、「翻訳」といいます。

参考になった数3

02

1. 〇
DNAの複製は細胞分裂を行う前の時期(間期)に行われます。
間期にはG1期・S期・G2期の3段階あり、S期で複製され、DNA量が2倍になります。

2.✖
DNAは2本のポリヌクレオチド鎖が並んで、右巻きのらせん状になっています。これを二重らせん構造といいます。

3.✖
DNAから転写して細胞質へ移動したmRNAの塩基配列を基にして、蛋白質が合成されることを「翻訳」といいます。

4.✖
DNAの塩基情報が細胞核内でmRNAに写し取られることを「転写」といいます。

参考になった数1

03

DNAを複製して分裂するので1.は〇です。

2.に関しては2本のポリヌクレオチド鎖で1本ではないため×です。

3.翻訳はmRNAから蛋白質を合成することを示すため遺伝子情報からmRNAを作るのは×です。

4.転写はDNAの塩基配列をmRNAが写しとることですので×です。

参考になった数1