看護師の過去問
第103回
午後 問148

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問題

看護師国家試験 第103回 午後 問148 (訂正依頼・報告はこちら)

活動電位について正しいのはどれか。
  • 脱分極が閾値以上に達すると発生する。
  • 細胞内が一過性に負〈マイナス〉の逆転電位となる。
  • 脱分極期には細胞膜のカリウム透過性が高くなる。
  • 有髄神経ではPurkinje〈プルキンエ〉細胞間隙を跳躍伝導する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1.
脱分極とは一定の閾値をこえると発生します。

活動電位は一過性に+に傾くことになるので2.は間違いです。

脱分極期はカリウムではなくナトリウムの細胞膜透過性が高くなるので、カリウムとしている3.は間違いです。

4.はプルキンエ細胞間ではなく、シュワン細胞の間を跳躍伝導です。

参考になった数3

02

1. 〇
一定の閾値をこえると発生する脱分極などの電位変化を活動変異といいます。

2.✖
通常細胞内はマイナスの状態ですが、細胞膜が刺激をうけるとNa⁺に対する透過性が増大します。それにより、プラスイオン(Na⁺)が細胞内に流入し、一過性にプラスに傾いた時に分極していない状態(脱分極期)が起こります。

3.✖
通常細胞内はマイナスの状態ですが、細胞膜が刺激をうけるとNa⁺に対する透過性が増大します。それにより、プラスイオン(Na⁺)が細胞内に流入し、一過性にプラスに傾いた時に分極していない状態(脱分極期)が起こります。

4.✖
軸索のまわりにシュワン細胞が巻き付いて髄鞘を形成している細胞を有髄神経といいます。そして髄鞘と髄鞘の隙間をランビエ絞輪といいます。このランビエ絞輪から次の絞輪へと興奮が跳躍して、伝導していく様子を跳躍伝導といいます。

参考になった数2

03

1.○
 興奮部に接する非興奮部の膜を脱分極させ(内側がプラス、外側がマイナス)、活動電位を発生させます。

2.×
 細胞膜の静止電位は内側がマイナス、外表面がプラスに分極しています。活動電位が生じると、外表面がマイナス、内面がプラスになります。

3.×
 脱分極期には、ナトリウムの透過性が高くなります。

4.×
 有髄神経のランビエ絞輪の間隙を跳躍伝導します。
 

参考になった数2