看護師の過去問
第103回
午後 問185

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第103回 午後 問185 (訂正依頼・報告はこちら)

正常な胎児の分娩機転について正しいのはどれか。
  • 分娩開始時、胎児の背中は母体の背側にある。
  • 後頭部が先進する。
  • 胎児の顔は母体の腹側を向いて娩出される。
  • 肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1 . 分娩開始時、胎児の背中は母体の背側にある→胎児の背中は母体の側方にあります。

2 . 後頭部が先進する→胎児は陣痛により骨盤内に下降し、児頭には娩出力と産道抵抗が加わり、顎が胸につく前屈位をとるようになり、後頭部が先進します。その結果、小泉門(後頭部)が先進部となります。

3 . 胎児の顔は母体の腹側を向いて娩出される→胎児の顔は母体の背側を向いて娩出されます。

4 . 肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される→骨盤前後径に一致する方向で娩出されます。

参考になった数4

02

正解は2です。

1.誤り。児頭は横向きで産道に入るため、胎児の背中は母体の左右どちらかを向いています。

2.正解。第一回線で顎を引き、胸につけた屈位となり、後頭部が先進します。

3.誤り。第二回旋時、児頭は顔面が母体の背側を向く前方後頭位をとり、第三回旋で後頭部を支点にして娩出されます。

4.誤り。肩甲横径は骨盤の前後径に一致する方向で娩出されます。

参考になった数2

03

1.×
 正常な分娩機転の場合、分娩開始時の胎児の背中は母体を正面から見て左右どちらかに位置しています。
2.〇
 陣痛が始まると胎児は屈位をとり、後頭部が先進し下降してきます。
3.×
 胎児は下降してくるとともに回旋してきます。その結果、胎児の顔は母体の背中を向いて娩出されます。
4.×
 骨盤の横径ではなく、前後径に一致する方向で娩出されます。

参考になった数1